■コロナ後「生活苦しくなった」51% 朝日新聞世論調査
(朝日新聞デジタル - 12月29日 19:42)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6361059
大学生時代に「絶対安全カミソリ」(高野文子、著)
https://1000ya.isis.ne.jp/0108.htmlという漫画に衝撃を受けたことがある。
そこに、「ふとん」という短編があった。
幼くして亡くなった、こどものもとに 悲母観音が あらわれて
「はじまるよ、おまえの まつり」 と、事務的に表れて
現世を去りがたく まよえる死児を極楽浄土へ 淡々と誘(いざな)う話なのだが。
この子供が、なかなか駄々をこねて ”みれん”を解きがたいさまが かわいらしくて。
そこに書かれているイラストが、いつだったか美術館で見た「狩野芳崖の悲母観音」そっくりだったので。
「ねェ、かんのん、かんのん めりんす(メリヤス=柔らかい布の)ふとん、ほしいなぁ」
と、悲母観音の裳裾をつまんで ついていく姿が、なぜか28日に亡くなった、8歳で母を亡くしたという 亡母(享年76歳)の姿と重なった。
あの人、顔も覚えていない、二人の母に会えたかな。
今年亡くなった父を、ちゃんと道に迷わず 迎えにこれたかなぁ、と。
同行二人。
八十八か所参りの白いかたびらを身に着けて、すっかり大人に育った姿で。
なぜだか、ふわふわとした夢を見たような読後感だった。
あれを思い出した。
どうか今年亡くなった人が道に迷わぬように、GoTo極楽往生を遂げられますように。
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