私はテレビを見るとき、字幕機能を常にオンにしている。
で、先日に見ていた大河ドラマ「麒麟がくる」。作中の正親町天皇の一人称は もちろん「朕」なのだけれども、字幕表示では「ちん」とひらがな表記で、威厳があまり感じられない。玉三郎の熱演とのギャップも相まって、何だか脱力してしまった。
その時は「極めて用途の狭い特殊な漢字なので、字幕で表示されないのは仕方ないかな…」と思ったのだけれども、その後に確認してみたら、朕は高校程度で習う常用漢字になっていた。とある知恵袋での「憲法の条文に使われている漢字なので、日本国民が普通に読み書きできないと不都合が生じる」という説明にひどく納得させられる。
しかし、「朕」は日本国民が読み書きできるべき漢字なのだとすると、ますますもって「麒麟」でのひらがな表記が気になってくる。国営放送、どうなってるのだろうかと。
もっとも、「私」を「わたし」、「僕」を「ボク」と表示しても 特におかしいとは言われないのだから、「朕」を「ちん」と表示して何が悪いのかと言われたら、それまでなのだけれども。
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