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2020年12月26日20:16

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小説「君が最後に遺した歌」一条岬

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あらすじ
田舎町で祖父母と三人暮らし。
唯一の趣味である詩作にふけりながら、僕の一生は平凡なものになるはずだった。
ところがある時、僕の密かな趣味を知ったクラスメイトの遠坂彩音に「一緒に歌を作ってほしい」と頼まれたことで、その人生は一変する。
”ある事情”から歌詞が書けない彼女に代わり、僕が詞を書き彼女が歌う。
そうして四季を過ごす中で、僕は彼女からたくさんの宝物を受け取るのだが・・・・。

時にはぶつかり、時には仲直りするというところが青春かな、と思う。
”ある事情”というところがポイントかな。
二人三脚で進行してゆくところが面白く感じた。
そして辛すぎる現実――。
泣くまいと思っても、自然と泣いてしまうじゃないか。
そして希望の光に温かな愛を感じたほどだ。
何て緻密な心理描写なのか、と感嘆してしまった。
結構印象に残る傑作だった。


おすすめ度 ☆☆☆☆☆

5 2

コメント

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