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2020年12月26日12:55

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とろとろ日記360「誰のせいでもありゃしない、みんなお前が悪いのさ」

■安倍前首相、「秘書が」繰り返す=議運委説明、具体性なく―桜を見る会
(時事通信社 - 12月25日 22:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6356917

「嘘や出鱈目の責任はすべて秘書にあるとおっしゃるわけですね?」
「そうです」
「じゃあ政治家を志したのも秘書のせいだとおっしゃるんですか?」
「はい、秘書がお坊ちゃまほどの家柄と財産があれば政治家で食っていけますよと、、、」
「ひょっとしてご自身の主義主張も秘書が決めたんですか?」
「そうです、愛国と美しい日本で行きましょうと言うもんですから、、、」
「選挙戦や総裁選も秘書が指揮したと」
「その通りです、わたしにそんな力はございません」
「組閣人事も秘書がやったってことですか?」
「もちろん個人的な付き合いで私の仲間を入閣させたことはありますが枠組みや調整はすべて秘書がやりました」
「まさか政策や予算配分などは秘書任せじゃありませんよね?」
「ぜんぶ秘書の意見とさじ加減です」
「、、、いい加減にしなさいよ!あなたは秘書の言いなりなんですか?一国の総理ともあろう者が秘書の操り人形ってわけですか?!!」
「失礼なことは言わないでください!誰が秘書を雇ってると思ってるんですか!!!」

しらじらしい、あつかましい、あきれてものが言えない、一言でいえばよくもまあ、いけしゃあしゃあとの感想しかない前総理の謝罪行脚が終わったようだ
嘘を嘘で謝罪するという常人にとってはアクロバティックな、しかし本人にとっては通常運転の詭弁が事実や証拠が挙がった後に通用するとでも思っているのだろうか?
まさかマイナスとマイナスを掛けるとプラスになるというのも秘書の入れ知恵なのだろうか?

謝罪会見や釈明答弁をやったので禊はすんだと考えているようだが、道義的責任があると言いながら嘘の釈明や謝罪を強行したのならもっと罪深い道義的責任が生じるはずだ。
道徳の指導者や宗教の教祖ならそれで済むかもしれないが政治家なら政治的責任というのも引き受けなければならない。違法で無法な振る舞いが嘘の逃げ口上で赦されるなら公平性や透明性が一番要求される政治という営みの息が絶たれてしまう。嘘を嘘で謝罪するような男が政治家を名乗ってよいわけがない。

最近、1+1=2でなければならないのに1+1=0と言ったり1+1=5と言ったりする人が増えた。学問的定説や歴史的経緯などというものはすべての人間が共有する強固なプラットフォームであるべきなのにその基盤が揺らいでいる。そこが崩れるとまともな議論が成り立たないことになる。そういう深刻な事態を一切無視して1+1=2以外の答えを出し続けたのが前総理である。そのおかげで世間にはいい加減で嘘っぱちな風潮が広まってしまった。

1+1が2でないなら通常の人間の論理や発想が通用しなくなる。嘘が嘘でなくなり嘘をつくことが政治家には許される世界が作られてしまうとそこに歪んだ論調や金の流れが生まれる。まるで戦前戦中の昔のように一等兵は上等兵からいじめられ上等兵は下士官からバカにされる。タバコ1本のやりとりにきな臭い交渉が紛れ込む。いじけて鬱屈した空気が次々に組織や社会を蝕んでいく。

嘘をかばうために偽のデータや情報が発信され、嘘を糊塗するために公文書が改ざん破棄黒塗りに追い込まれる。人事や稼ぎを人質にした強権恐怖政治が横行する。嘘を言った男を逃がすために司法がゆがめられメディアが骨抜きにされていく。そうやって日本の政治がボロボロになり日本の社会や経済もズタズタにされてしまった。それがずっと繰り返されてきた結果が今の日本の無残な姿である。

1+1は3とか5とかいう政治家を選んではいけないし信じてもいけない。政治家やパートナーや友人には1+1=2だとはっきり答える人を選ぼう。まずはそこからだ。1+1=2だけれど答えを5にするにはあと3を足せばいいよねって話なら乗ってもいい。もし1+1=2が気に入らなければ1−1=0にする方策を考えればいい。とにかく自分−自分=秘書という男だけは許してはいけない。


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