小説「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」汐見夏衛

あらすじ
中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。
初めて会うのになぜか懐かしく、ずっと前から知っていたような不思議な感覚。
まっすぐで凛とした百合に涼はどんどん惹かれていく。
しかし告白を決意した矢先、百合から聞かされたのは、75年前の戦時中にまつわる驚くべき話で――百合の悲しすぎる過去の恋物語だった。

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の続編である。

前作の内容を朧気に覚えていたので、より楽しめた。
勿論、前作を読んでいなくても、十分楽しめる内容になっている。

過去の呪縛からの解放が良かったかな。
前作で引き裂かれた百合と彰の救いの物語だった。
前作を補完した内容が好印象。
中々印象深い続編だった。


おすすめ度　☆☆☆☆☆