・神様になった日 第11話(あの夏の思い出を)
遊戯の日。あらすじ→ひなを取り戻すことを決意した陽太は、央人の協力の元、ひながいる養護施設に潜入する。ついに再会を果たすが、ひなは完全に心を閉ざしていた。それでもひなの中に、「あの夏、一緒に過ごしたひな」がいることを信じて、陽太は必死に向き合っていく。朝6時30に起床し、リハビリ体操を行ってから7時15分に朝食、そして8時から勉強・・と続く。リハビリのために外を散歩し、自由時間もあるのだが・・陽太はひなの一日の行動をずっと見ていたのだが・・・かつての彼女の面影は全くなかった。交代で世話をしている職員の中にはお気に入りの人もいるらしく、その人と接する時は少しだけ表情が変わっていた。央人の情報操作により2週間の猶予をもらった陽太であったが・・ひなと接することのできる時間はわずか1時間。ひなを施設から助け出そうとするのならまず彼女の許しを得る必要がある。しかし今の陽太ではひなは全く顔を合わせてくれない。女性職員の人を説得するためにもまずはひなに心を許してもらう必要があるため、何度も何度も彼女に語りかける・・・だが疲れが目立っていき、陽太の支えとなった過去のひなの記憶も幻だったのではないのか?と思うようになってしまう。トドメとなったのは女性職員から言われた「ひなちゃんの頭に取り付けられたチップによって生み出された機械の人格を本当のひなちゃんだと思ってませんか?」というセリフ。これを聞いた陽太は今まで過ごしてきたひなとの思い出は全て「本当の彼女」ではなく「機械で造られた人格」なのか?と疑うようになってしまう。一度そう思ってしまうともう何を信じていいかわからなくなる。そんな時に杏子、阿修羅から心配の電話が入ってきた。続けて空、ひかり、賀子、父と母からも励ましのメッセージが届いた。夏まで一緒に過ごしたあの記憶は紛れもなく本物であったと信じて陽太は再び立ち上がる!。Bパート、ひなが「何」が好きだったのかを必死に思い出す陽太。現在リハビリで使っているのは積み木・・・そこで閃いたのがひなが夢中になって遊んでいたゲーム機。ダメ元で報告書に「至急ゲーム機を送ってくれ」と伝えた。するとすぐにゲーム機が送られてきたため早速ひなにゲームを遊ばせようとするのだが・・焦ってしまい陽太はひなに声を荒らげてしまう。結局この日は失敗。後日も粘ってゲーム機をひなに操作させようとする陽太。しかし今の彼女にゲームはあまりにも複雑すぎるため数日後には別のやり方でアプローチすることに。とりあえず陽太を含めた杏子達の似顔絵を手作りで用意し、その裏には名前を書いて残された時間で記憶を取り戻そうと試みた。そしてゲームに関してはレベルを上げまくってひなが気持ちよくプレイできるように徹夜でプレイに没頭する陽太。するとひなが少しだけ心を開いてくれることになったが・・・このタイミングで女性職員が陽太が行うべき報告書と実際に行っている内容が異なることに気づく。央人が偽造したデータのリミットもまだ時間があるはずだったが・・・「Who are you?」とチャットメッセージが陽太のパソコンに届いた。まだ時間が欲しいと伝えるも・・・「bad bad bad・・・」とメッセージが返ってきた。果たして陽太の運命やいかに?。次回へ続く。
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