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2020年12月16日00:40

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【今年やりたいと思った事】

 決して ゆるきゃん△ を見て 思ったワケじゃあないんだ。


私は夏が好きで 冬が嫌いだ。絶望的にパフォーマンスが落ちる。
朝 起きて 学校、仕事に行くのが本当にイヤでイヤでたまらない。

考えが変わったのが、20前後のころ、獅子座流星群とやらを見に山奥に行ってから。

冷え切った空気には不純物が浮遊出来ない。
水蒸気が滞留出来ない。

星空も風景も冬の方がキレイだということを、それまでの20年間ちゃんと認識していなかった。

綺麗なのは夜だけじゃない。
西には富士山、北には赤城、妙義、つくば。
関東平野からは遙かな山々が見渡せる。

今だって、窓の向こう 直線上にスカイツリーが見えている。

朝日が綺麗。
いや違う 確度の低い朝日に照らされた町が綺麗なのだ。
そういうちょっとしたことに心を動かされるようになったのは、視点がどんどん俯瞰的になってきたからだろうか。

ラーメンよりも蕎麦がいい。

前置きはいいから話そう。

祖母はとうに亡くなっているのだが 小遣いをせびりに行った際に聞かされた、たくさんの話の中で、ふとした時に思い出す物がある。

祖母は朝型で、早朝4時くらいに起きて、AMラジオを聞きながら庭仕事をする生活をしていた。そのためか話のネタには尽きない人だった。

富士の樹海っていうのは幽霊が出るところなのだろうか。おっかないねえ。
という話を祖母に振った時だったか。

祖母がラジオで聞いたという話には。


ある学者さんが、一人で富士の樹海にキャンプして泊まった。

真夜中に、大自然の中で己が一人であるなあ と思った時に、山が鳴るというか、樹海の声が聞こえた気がする。  
そのラジオのアナウンサーが「それは怖いですね」
と相槌を打ったら いや それは怖いのとは違うんです。と。

畏れ なんです。

幽霊とか心霊とかそういうものじゃなくて 自然の畏さ、数え切れない年月を経ているものにたいする畏敬とか そういうものが突然吹き出す境地に至るのです。

と。
祖母が続ける。
「だからね。仮に幽霊なんてものがあるとして 人としての数十年の思念がそこに漂っているとしても、自然の前ではそんなものちっぽけなものよ。」



と、そんな話だった。

なるほど。
それは おそらく神だ。
おそらく人の世など 遙か高みから俯瞰している存在の気配を、その学者はキャンプで触れてしまったのだ。


そして さらに ここまでが前置きだ。

詰まるところ、そんな樹海でキャンプなんて、おおそれたことは言わない。

また、そんな完全に人の世と隔離したところに行ける自信もない。

ポップでライトで構わないので キャンプなどしてみたいとおもったのだった。

出来ればそれも冬に。

道具そろえたりとか、以前にこちとらノウハウが全く無い。
どう思うね?諸君。












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