ウルトラセブン　第20話

今回はマグマライザー大活躍の「地震源Ｘを倒せ」です。

今回登場の岩村博士。前回のグレイスさんは絵に描いたようなステレオタイプの欧米女性でしたが、岩村博士も頑固な偏屈博士を見事に体現してますよね。いまと比べてどうこうという話はあまり好きじゃないですし、演技の質みたいなものは分かりませんが、ことセブンに登場するゲストの皆さんはベストキャスティングな場合が多いですよね。

原因不明の地震解明のために岩村博士の知恵を拝借したいウルトラ警備隊ですが、頑固な岩村博士はまったく協力しません。そんな中でもさらに地震が起きているので、ダンとアンヌ隊員、そして久々の見せ場となったフルハシ隊員で岩村博士へ再訪することに。岩村博士に怒鳴られてる時の皆さんの表情が味わい深いんですよね。みんな博士のところに行きたがらない中、アンヌ隊員は結構乗り気に見えたのは、ダンと一緒だからか、頑固なおじさんとのやりとりに地震があったのかもしれませんね。

今回、ラリーに出場していた女学生二人がウルトニウムを拾っていたところから話は急展開。誰かがウルトニウムを掘り出していて、もし掘り進められたらマグマが溢れ出してしまう！ということで急遽マグマライザー出動となりました。

乗り込んだのはダンとフルハシ隊員、そしてアマギ隊員でソガ隊員はお留守番でしたね。ほんとマグマライザーがかっこいいんですよね〜。しかしウルトニウムが掘り進められた空洞に落ちてしまい大ピンチ。マグマの熱で機内の気温が急上昇して3人ともフラフラになってしまいます。しかも音信不通ですものね。

一方留守番組は、一番弟子から博士が宇宙人だということを知らされてアンヌ隊員と逃げ出します。が、今回の影のMVP、何でも拾うラリー娘たちが弟子のポケットから落ちた金属を博士に見せて、弟子こそが宇宙人だと見破ります。

弟子に化けていたのはシャプレー星人でした。シャプレー星人かっこいいですよね。金ぴかで機械的な感じが好きです。それでやっと気づいたんですが、私は有機的なデザインよりも金属的な、無機質なデザインが好きなのかもしれません。だから昭和ライダーが苦手なんでしょうね(^_^。

そんなかっこいいシャプレー星人でしたが、ナイスタイミングで駆けつけたソガ隊員とアンヌ隊員のウルトラガン攻撃であっという間に倒されました。断末魔の叫びで怪獣を呼び出します。

ダンは暑さで意識もうろうとする中、ウルトラアイを落とします。そして拾い上げて変身するんですが、この時の緊迫感はたまらないですよね。いつぞやのようにリモコン使えば楽なのにって思ったら野暮ですね(^_^。それこそそこまで頭が回らなかったでしょうし。

怪獣には久々にアイスラッガーが効き、首チョンパしたらウルトニウムがゴロゴロ転がりました。

当然マグマライザーも救出されて、フルハシ隊員たちも無事でした。

このストーリー、ネットの感想を見ると評価が低いみたいですが、私は結構好きですね。隊員たちの個性が発揮されましたし、博士のキャラがいいです。それにしてもラリーって当時はあんなに気軽に行われてたのでしょうか(^_^。