あのころは、セッションで仲間になった友人達が、こぞって 日記を上げていて。
セッション後の感想日記とか見て回るのが楽しかった。
だれかの日記に影響されて 対抗日記が上がるのが楽しかった。
私もそれらに便乗するのが楽しかった。
寝るときも起きてるときも、左脳がフル回転していた。
みる物すべてが日記のネタ。
友人との会話から、いいとおもったフレーズは記憶しまくった。
「売れるのは当たり前 名作を盗んだ物だからさ」とヨルシカの歌詞にもあったか。
脳内がフレーズで溢れていた。
世界がネタに満ちていて面白おかしかった。
そんなのも見てくれる人、そして話し相手がいたから、あるいは居なかったからこそ。
話し相手からネタを仕入れ それを ひたすら文章化していたのは。
吐き出す相手が居なかったからか。
充分な諦観と、野心を持っていたからこそ、今の暮らしがあると信じたい。
ただ、それにしても、もう、あのときの煌めきは、もはや得がたい。
愛車は可愛いが 派手にアクセル踏めなくなった。
得た物と失った物。
今日は 予定がない土曜日だったけど、特にやることがなかった。
昼過ぎに仕事に割り込まれなければ 無産な日だったかも知れない。
世界はこんな形だったかしら。
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