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2020年12月12日23:36

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実写でも『約束のネバーランド』に期待してしまう理由

■浜辺美波“嫌だった”鏡に映る自分の姿 サボらない努力で少しずつ自信へ
(ORICON NEWS - 2020年12月12日 09:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6340105

 記事の見出しが「実写化反対意見に浜辺美波は」となっていて、本見出しと違うのは煽りなのかな、mixiの。
 マンガやアニメの実写化については、完成作品の出来不出来によって評価は分かれてしまうので、結局は「観てみなければ分からない」としか言いようがない。ある程度、観る前から出来映えの見当が付く場合もあるが、そこで結果を決めつけちゃダメだってのは批評する場合の鉄則中の鉄則。
 確かに、『約束のネバーランド』に関しては、舞台は外国のはずなのに出演者がみんな日本人とか、キャラクターの年齢設定が違うとか、『進撃の巨人』『鋼の錬金術師』の実写化が大失敗作に終わった原因と同じマイナス要素を孕んでいることは事実である。演劇の舞台ならともかく、映画やドラマで「見立て」を観客に要求するのは相当に困難。映画を観る前に、スチール写真や予告編を見ただけで「こりゃダメだ」と失敗の烙印を押したくなる人が現れるその気持ちも理解できなくはない。
 
 しかし、「それでも」、映画は観てみないと分からない。この鉄則を崩しては、鉄則は鉄則でなくなってしまう。
 特に、俳優の演技力は、我々一観客の予想を遙かに上回ることがままある。実際に「成功」したと言える多くの実写化作品は、「この俳優にこんな演技ができるとは」という驚きに満ちている。
 「それでも私たちは実写化をする意味を見つけて、作品を一生懸命に作りあげています。なのでひとりでも多くの方に見ていただいて、実写なりの良さを楽しんでいただければうれしいです」
 浜辺美波のこの言葉に大いに頷かされるのは、彼女がまさしくこれまでの「マンガ、アニメの実写化作品」で、原作のイメージを超えた新しい魅力を発揮してきた、その実績があるからに他ならない。
 『あの花』『咲 -SAKI-』『賭ケグルイ』、同じ役者が演じたとは思えないほどの演技の振り幅を見せてくれた彼女だから、映画公開前の今の段階で、作品の評価を決めつけることはしたくないし、してはいけないのである。

 「観ているうちに、日本人であることが気にならなくなった」
 こういう感想が出てくるようになれば、『約ネバ』実写版は成功したと言えるようになるのではないか。『進撃』『ハガレン』はその「日本人の壁」を超えることはかなわなかったが、浜辺美波なら、と夢想したくはなる。彼女だけでなく、ママ役の北川景子、シスター役の渡辺直美にだって、期待はしたい。
 特にシスター・クローネに入り込んで全力疾走し、勢い余って崖から転げ落ち、散乱していた犬の×××に突っ込んで×××まみれになっちゃったという彼女の熱演はぜひ観てみたい。まあ編集でカットされてるとは思うが。

 もしも作品の完成度が高くて、続編製作の声が上がったとしても、子どもたちの成長を考えると、実写版を二作、三作と製作し続けることは困難だろう(既に映画撮影から1年以上が経過している)。おそらく映画はグレイス=フィールドハウス脱出までを描くのが関の山で、物語の完結にまでは至らないと思われる。
 不満を述べるとしたら、どちらかというと最初から尻切れトンボで終わらせるつもり満々な製作体制の方に対してじゃないかな。
 何にせよ、全てを確認できるのは来週末12月18日(金)から! 刮目して待て!




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