【解説】新型コロナ感染再拡大 旅行が原因?どうなるGoToトラベル
12/11(金) 22:44配信 日本テレビ系(NNN)配信より
政府の分科会 最終案
毎日のように全国の新型コロナウイルスの感染者が最多を更新し続ける中、このままGoToトラベルを続けるべきか議論を呼んでいます。
海外からは「旅行」が感染再拡大の原因になったとの報告も上がってきています。
■国内の感染者数 高い水準続く
11日の東京では新たに595人の感染者が確認されました。10日、過去最多の602人より少し減りましたが依然高い水準です。このうち、65歳以上の人は107人となり10日より30人増えました。重症者は67人となり10日より8人増えました。10日の全国の感染者数をみても全体で過去最多の2974人になりました。東京だけでなく千葉、岐阜、高知など8都県で過去最多になりました。
■政府分科会が新提言「ステージ3を“3つ”に分類」
政府分科会の新提言 3つのシナリオ
感染拡大に歯止めがかからない状態が続いていますが、11日、政府の分科会が開かれ、国の基準でステージ3に相当する地域をさらに3つのシナリオに分けて対策を求めることを提言しました。それが「感染減少地域」「感染高止まり地域」「感染拡大継続地域」。
国や自治体が今後、対策をとったらいいか判断する上で目安にしてほしいと具体的なシナリオを出しました。
具体的には
シナリオ(1)「感染減少地域」:営業時間の時短要請は国と自治体が連携し継続するか判断することなどを提言。
シナリオ(2)「感染高止まり地域」:時短要請の対象エリアの拡大や営業時間を午後8時までに前倒しすることなどを検討。
シナリオ(3)「感染拡大継続地域」:人の動きや接触機会のさらなる低減策を講じるべき。
たとえば時短要請をさらに強化するだけでなく、テレワークを5割にするなど具体的に目標を設定することです。該当する地域内における不要不急の外出の自粛や「県境を越えた移動」の自粛要請も盛り込まれています。
そしてGoToトラベルやGoToイートについては「高止まり」地域と「拡大継続」地域では一時停止を求めています。
■菅首相「GoToトラベル全体の一時停止は考えてない」
北海道・東京・大阪の状況
10日公表された北海道・東京・大阪の状況を政府の指標にあてはめると、現状でGoToトラベルを一時停止しているのは札幌市と大阪市のみで、東京では高齢者などに自粛が呼びかけられています。 GoToトラベルの是非を巡り、菅首相は11日、「GoToトラベル全体の一時停止は考えてない」と述べています。一時停止などをしている北海道、大阪、東京については、その期限を延長するかどうか、関係閣僚が知事との間で調整しています。
■スコットランドの研究 ”第2波は旅行が原因”
スコットランドの研究チーム“旅行が原因”
日本国内ではGoToトラベルをめぐって議論が過熱するなか、海外で注目すべき研究結果が公表されました。
地元メディアによると、スコットランドの研究チームが行った調査の結果、スコットランドで猛威を振るっている第2波は、「旅行」が原因で引き起こされたことがわかりました。
調査結果によると、スコットランドで2月頃から始まった第1波は、厳しいロックダウンを行った結果、7月頃までにはほぼ封じ込められましたが、再び8月から第2波が引き起こされました。
しかし、第1波と第2波ではウイルスの型が違っていて、第2波を引き起こしたウイルスはイギリス国内の他の地域や海外からもたらされたことが分かったそうです。
さらに、「人口が集中する都市部と人口が少ない地方の往来を規制しなかったことが、第2波を引き起こした」とも結論づけています。この調査結果を受けて、スコットランドのスタージョン首相は「もっと早い段階から旅行への規制を強めるべきだった」と話しています。 さらに、研究チームのメンバーは「クリスマスに旅行を検討中の人々には、なるべく地元にとどまるよう勧告する」と呼びかけています。
■ドイツ・メルケル首相「祖父母と過ごす最後のクリスマスになりかねない」
ドイツ・メルケル首相
さらにドイツでは、今週水曜日に1日の死者数が590人と過去最多となりました。いつもは冷静で穏やかな語り口が特徴のメルケル首相が、感情をあらわにして、「結論はとてもシンプル。人との接触が多すぎます。もしクリスマスでこれ以上多くの人と接触するなら、これが祖父母と過ごす最後のクリスマスになりかねない。本当にひどいことになる。ひどいことになってはならない」 と呼びかけました。メルケル首相は、クリスマスにいろんな人と接触して感染が広がれば、2021年のクリスマスはおじいちゃんおばあちゃんには会えないかもしれないと、必死に訴えています。 それほど状況は切迫しており、ひとりひとりが他人との接触をどれだけ減らせるかにかかっているということです。
「新型コロナウイルス対策は、まさに今が正念場」と言いつつも、人の移動を促すGoToトラベルをめぐっては、政府と専門家の間でかなりの温度差があることが透けて見えます。
経済を止めるわけにはいかないという事情もありますが、感染拡大を食い止めるために、今、何が本当に必要なことなのか、改めて考え直してほしいです。
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最終更新:12/11(金) 22:44 日本テレビ系(NNN)
私のコメント : 令和2年12月12日、「新型コロナウイルス対策は、まさに今が正念場」と言いつつも、人の移動を促すGoToトラベルをめぐっては、政府と専門家の間でかなりの温度差があることが透けて見えます。感染拡大を食い止めるために、今、何が本当に必要なことなのか、改めて考え直してほしいです。
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