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2020年12月10日14:54

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とろとろ日記344「独立懸念日」

■自民、学術会議の独立提言 任命問題・軍事転用は触れず
(朝日新聞デジタル - 12月09日 19:52)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6336930

「学術会議の政府からの独立を提言したい」
「ちょっと待ってください、学術会議はもともと政府から独立した組織ですよね?今までもずっと政府から独立した立場で提言や答申や勧告を行ってきたはずですが、、、それを今さら独立っていったい何から独立しろと?独立性を奪おうとしてるのがあなた方じゃないんですか?もし独立を提言するのであれば内閣にべったりの国会の独立をおっしゃったらどうなんです?」
「残念ながらそれは無理なんです、前の総理が『私は立法府の長である』とおっしゃったように立法は行政に従うべしというのが我が党の立場ですから」

いつもなら気になったニュースをその都度気軽に日記にしているが(その質や見栄えは別にして)何日か前にこのニュースを耳にしてからは動悸と怒りが収まらない
こんなわけのわからない屁理屈や道理を外れた暴論が国の中枢で画策され学問や知や真理がコケにされようとしている。これは政策が正しいとか間違っているとかで議論が紛糾するのとはわけが違う。人間に対する攻撃であり社会に対する威嚇である。自分が学術会議の任命介入に反対して14万余人の一人として署名したのはもう一月以上前の話。日本の学問にかかわるほぼ全員が憲法違反を指摘し任命権への介入を非難しているにも関わらず未だに政府はごり押しを貫いている。これほどの無謀と暴虐は許されるものではない。

人の感じ方や考え方はいろいろなので自分の子供たちにもこうしろああしろとはあまり言ったことがない。人間としての本筋さえ間違わなければほかはどう生きようとかまわない。ただこの学術会議の任命権の問題の危険性を国民の半分が理解していないという調査結果をみると子供たちには理解しない半数側にはいてほしくないと思った。ここは差し出がましくても人間の本筋として問題の本質を知るべきだと考えて下記の内容を子供たちとのlineに送った。

「 国家と個人、政治と学問の関係について国民の約半数が誤解しているようなのでそっちの方にならないように一度目を通しておくこと。自分は学術会議介入への抗議署名をした14万余人分の一人」

http://studiit.jp/pdf/%E5%A3%B0%E6%98%8E%E6%96%87%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E8%A9%B3%E3%81%97%E3%81%8F%E7%9F%A5%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E6%96%B9%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB.pdf

こういうことは今までほとんどなかった。9年ほど前に「人間としてどう生きるべきか」について書かれた内田樹の「ひとりでは生きられないのも芸のうち」という文庫本を5冊買って4冊を子供たちにそれぞれ配って以来のことだ。あの時は5000円ほどの費用がかかったが今回はネット利用なので出費はない。そこは助かったのだがこのままでは日本が助からないかもしれない。

今日は亡くなったいとこの葬式に徳島市内まで出かけた。家族、親族合わせて10人のささやかな見送り。中学の同級生たち4人ほどが焼香に来てくれたようだ。葬祭場までは行けないので初七日のお膳をいただいて帰ってきた。お膳を食べて洗濯して礼服を日に干してから仕舞った。自分には全部で16人のいとこがいるがいとこで亡くなったのは初めて。「いよいよ自分らの番になってきたなあ」と言ったら、母方で唯一存命中の叔父に「そんなこと言うたらわしはどうなるんで」と苦笑いされた。しばらくはこんなやり取りが笑い話で済んでほしい。

棺に花を満たせど寂し朝の霜  一象
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