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2020年12月09日07:59

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なぜ、理科好きは長続きしないか。アクティブラーニングは不可能だ。

■9割が理科「楽しい」=小4、男女で得点差―国際学力調査
(時事通信社 - 12月08日 21:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6335764

つぶやきに書かれた方がいましたが、物理。
もっとも重要な式とされている運動方程式。

ma=F

これは、観察の結果得られた式です。帰納的に得られたものです。それを教わりませんでした。
また、原因/結果 を表現したものであるとも教わりませんでした。教える時間的な余裕がなかったのでしょうね。
また、化学は、「これは、こうなる」のオンパレードでした。しかも、「これ」とは、ベンゼンなど、普段の生活を送る上で関心に上らないものです。

大学入試を考えれば、これもしかたがないです。
私の通った高校は、理系が強く、何十人も旧帝大が出たその過半数が理系です。そういうところに合格させるためには仕方がない教え方でしょう。しかも、物理の先生は教え子で東工大の助手になり、来年、専任講師に昇格する人がいるのを自慢していました。

後から考えると、私のような文系は置き去りにして、チンプンカンプンにさせるという授業は正しいです。物理の場合は、一握りの俊英を育てるべきですから。

しかし、
アクティブラーニングとはなんの関係もないどころか、不可能だということは、ハッキリ言えます。
モノを燃焼させて、軽くなった。そこでフロギストン説のようなものを出してきた生徒がいたら、教師としては短時間で論破することは不可能です。

私が習ったのは、鉄を燃やして酸化鉄にすると重くなるじゃないか…という実験です。
これは、教育になっていません。
1 鉄は熱せられているが、燃えていないのではないか…という疑問が浮かぶ。
2 フロギストンが出る燃焼と、空気中のフロギストンと結びつく燃焼の二つがあるとも考えられる。

まあ、こういうところから、理科のみならず、学校教育への不信が醸成されます。こんなことなら、教育しない方がましです。
変な癖がつくからです。

来年は、大学生に、勉強の仕方を教えようと思います。
1教師はいてもいなくてもいいと考える → 2後でネットで調べようとおもぅ → 3インチキなネットの記述を信じ込む(敬語の解説は99%インチキです)
というパターンがあまりにも多いからです。

ただし、文系の場合は、教師から降りかかる教条を暗記するというより、自力で考えることが大切だ…という鉄則をわかってもらいやすいです。言葉はみんなが使いますから。その点では、多少は恵まれていますが。
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