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2020年12月06日22:56

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今年の1歳馬決定

もう冬になってしまいましたが、今年の1歳馬への出資が終了しました。

出資するのは今年で4世代目ですが、毎年馬体を見ながらも、コンセプトを設けて、それに合った馬に出資してきました。
今年もコンセプトは考えていたのですが、コロナ禍な上に、諸事情でコロナ流行前に転職したので資金の確保が難しくなりそうだったものの、何とか順調にお賃金が出たので今年も無事に出資できました。
ただ、今年は巣ごもりで旅行等に全く行かなかったため少々奮発気味……。

今年は2つの絶対条件がありました。
1.ラストクロップになるディープ、キンカメ、クロフネ産駒は出資
2.セルフプリザヴェーションの子供は出資
もうお分かりと思いますが、1歳馬はこうなりました。
ちなみにシンボリクリスエス産駒も出資したかったのですが、今年の募集はラフィアンのみで100口募集の17万円。AEI的を考えるとあまりにもリスキーな出資になるので諦めました。

1頭目
ポウリナズラヴの2019 牡馬
父はディープインパクト
友道康夫厩舎予定
母はGⅡ馬。本馬は2番仔。
数多の母馬と交配してきた父ですが、意外なことに母父ミズンマストは1頭もいません。
ただ、グレイソヴリン系は多くつけていて、ダノンファンタジーやサトノノブレスなどの活躍馬がいます。
この配合の最もいいところは、適正距離がクラシックの産駒が出やすく、2000mが走れる馬は長距離もこなせるタイプが多いところですね。今年のクラシック出走馬だとサトノフラッグが近いです。
馬体はワラウカドのディープ産駒とは思えない緩さ。ただ、この時期の緩さは許容できますし、トモは薄くないので問題ありません。また、体は決して大きくないものの動きはいいですし、脚元の素軽さもあるので、まさにクラシックの距離で適性があるのではないかと思います。
友道厩舎はレイローを預かって以来2回目。友道厩舎と言えば個人馬主至上主義でしたが、最近は徐々にクラブ馬の比率を上げてきています。レイローの時はお世辞にも良いとは言えませんでしたが、あの時とは厩舎のクラブへのウェイトのかけ方も違いますし、今回は前よりいい関係になるのではないかと思います。まあ、厩舎都合で放置されそうなら2月まで藤沢先生に頼めばいいですし(ボソッ

2頭目
リリウオカラニの2019 牡馬
父はクロフネ
斉藤崇史厩舎予定
母は中央3勝。兄弟にはオープン馬のカラクプアがいますが、それ以外の中央勝ち上がり馬はいません。
正直、マイナス要素は多いです。母は高齢で16歳時に生まれた子供であること、フィリーサイアーであるクロフネの牡馬であること、上はカラクプア以外中央で勝てていないこと。
血統も参考になる配合すらよくわからないあたりかなり不安ではあります。強いて言うならテイエムジンソクっぽさを出したかったのかなと……。
ただ、母ミスプロ系はクロフネ産駒の中では最も勝ち上がり率が良いため、新進気鋭の種牡馬たちと比べるとデータの信頼感はあります。
また、クロフネ産駒はダート馬の印象が強いですが、実際に中央で活躍したG1馬はアップトゥデイトを除いて全て芝のスプリント～マイルの馬。ダートの中央重賞勝ち馬はマイネルクロップとテイエムジンソクしかいません。つまり、ダート馬なら条件戦を細く長く戦うタイプ、芝馬だったら重賞を期待してもいいタイプ。
馬体はぶっちゃけると、クロフネ産駒は上半身は見てはいけません。クロフネ産駒は日本三大金太郎飴馬体の1頭で、ほとんどの産駒が立派な上半身をしているので、上ばかり見て出資すると失敗します。
大切なのは脚元。クロフネ産駒は、これは大丈夫か……？という脚の馬が意外と走ります。スリープレスナイトとか立ち繋ぎすぎて、1歳時のあの脚で芝のG1勝てるとは思えないくらいですし。
リリウオカラニも脚元がちょっと心配な繋ぎをしているので多分走ります（笑）。
斉藤崇史厩舎は開業5年目で、社台系クラブの管理馬が多いですが、栗東の厩舎なので外厩頼みというタイプではないと思います。また、社台系クラブの管理馬が多い厩舎は、入厩制限で社台系の馬が思うように使えないことも多いので、その間を縫って出走できれば数も使ってくれると思います。

3頭目
セルフプリザヴェーションの2019
父はハービンジャー
寺島良厩舎予定
母はGⅠ2着馬。子供は今のところ走った2頭共に勝ち上がり。
実は私がこの一族で最も待っていた産駒です。
ハービンジャーはフィリーサイアーの傾向が強く、子供が牝馬に偏っているセルフプリザヴェーションには手っ取り早く走る子供が生まれやすい父です。
しかし後々知ったのですが、ハービンジャー×ストームキャット系は成績が悪く、ノーザンダンサー系そのものと相性が良くなさそうという……。
馬体は芝適性の高いハービンジャー産駒なのに若干立っている繋ぎが気になりますが、その他は決して悪くないので、セルフィーと同じくらいに期待はできるかなと思います。馬体から察するに、距離はマイルから2000mあたりまででしょうか。もう少し緩くて横に長いと2400mまで行けそうですが。
寺島厩舎はブレスオブライフに続き2年連続。去年から変わらず馬房回転率が高く、勝利数も多いです。あとは重賞勝利さえすれば、矢作調教師のようなトップトレーナーなっていくかもしれません。それにしても、寺島先生はノーザンファームで厩務員をやっていたのに、社台系生産馬を全然預からないんですよね。不思議です。

4頭目
父はアメリカンペイトリオット
田中博康厩舎予定
母はGⅢ馬。2番仔。
当初は出資予定になかったものの、馬体が思った以上によかったので最後に出資しました。
アメリカンペイトリオットはまだ産駒が走っていないので、どれくらいの距離に適性が出るかわかりませんが、両親の勝利したレースを考慮すると、パカパカファーム側ではおそらく芝のスプリント～マイルに適性のある馬を考えていたのではないかと思います。
ダンチヒの3×5もスピード特化を出すための配合という意味では整合性が取れています。
私を出資に導いた馬体は、トモがパキッとしていて力がありそうなところと、繋ぎのバランスが良く、芝ダート両方に適性がありそうなところが魅力的ですね。ハリーさんは1600mより上で走ると言っていますが、私は上でも書いた通り、短めの距離で走ると思います。
田中博康厩舎はまだ3年目ですが、右肩上がりに成績を上げています。このまま軌道に乗れば、近い将来重賞勝ちもできると思います。

というわけで4頭に出資したのですが、何かが足りない……。そう、キンカメ産駒がいません。ワラウカドにはキンカメ産駒がいなかったのです。
というわけで、キンカメ産駒に出資するために今年から新しく広尾サラブレッド倶楽部にお世話になることにしました。

立ち位置的にはセカンドクラブになるのでしょうが、来年からはあまりそういうことは考えずに、自分の毎年のコンセプトと馬の出来で出資していきたいと思っています。
というわけで広尾さんには以下の馬に出資しました。

5頭目
サティアナの2019
父はキングカメハメハ
藤原英昭厩舎予定
母はアメリカで1勝。6番仔。
今年最も吟味して選んだ馬です。
まず配合面。ミスプロの3×4か3×5があり、Roberto、サンデーサイレンスが血統にある。この要素を持つ馬で探しました。
その中で候補に上がったのは、サンデーのアナスタシアブルー、G1のエクセラントカーヴ、シルクのリアアントニア、ラフィアンのフライングメリッサ、ターファイトのティンクルハート、そして本馬サティアナでした。完全に金額度外視です。
最初に狙っていたアナスタシアブルーは抽選で落選、エクセラントカーヴはあまりに馬体が小さい上に薄くてリストから除外、フライングメリッサとティンクルハートも馬体がイマイチで除外、そして残ったのがリアアントニアとサティアナでした。
正直、リアアントニアとサティアナを血統、母の実績で比べた時にリアアントニアの方が圧倒的に良かったです。しかし、写真と動きを見た時に、サティアナの方に私は可能性を見出しました。
写真のサティアナは冬毛が出てるわ、ややボッサボサだわ、筋肉は緩いわで見た目がお世辞にも良くないのですが、馬体は均整が取れていて、トモも緩さはあるがしっかりしている。そして脚元のバランスがいい。前の繋ぎが立ち気味ではあるが、後ろはそれほど立っておらず、前後で見るとバランスが綺麗に取れている。
そして、歩様がとても柔らかく、動きにバネを感じます。かといってパワーがないわけではない。イメージ的には中距離のレッツゴードンキという雰囲気を感じました。
また、シルクの木村厩舎であるリアアントニアと、広尾の藤原厩舎のサティアナだと、使われ方としては入厩制限がなく、実績がある藤原厩舎のサティアナの方がいいだろうということもあり、サティアナに決定しました。
また、コスパも広尾が上手でした。4口まで馬代金が無料なので、500口分の1口がタダと考えれば、間違いなく広尾になります。私は今回5口出資させていただきました。実質400分の1口。広尾のポイントシステム的に2000口だと1頭5口に出資するのが最もポイントを多く貰えるため、今後もこのスタイルでいこうと思います。

6頭目
コートリーラッシュの2019
父はロゴタイプ
新規開業厩舎予定
母は中央1勝馬。3番仔。
最初からお世話になる時は2頭選ぶことを決めていました。そして、広尾の馬に出資する際はワラウカドで見られないタイプの馬を選びたいと思っていたので、父ロゴタイプで新規開業厩舎という未知の魅力に出資することにしました。
芝の短距離が得意そうな馬体で、胸も深く、脚元もバランスがいい。デブっぽいところはありますが、それはこの先の育成で絞っていけばいいだけなので、特に問題点もありません。
また、予定厩舎が決まっていない馬に出資するのは初めてですが、いいところに預かってもらえることを期待します。
ちなみにコートリーラッシュは5口出資。1000口募集なので実質200分の1口。最初は2口で止めようと思いましたが、せっかく安いので、試しに5口にしてみました。維持費は高いですが、その分実入り上がるので、どんな感じになるのか、ワラウカドとの感覚の違いを楽しみたいと思います。

以上が今年出資の6頭になります。
去年から倍に増えました。ぶっちゃけやり過ぎました。
来年は今年より減らしていこうと思いますが、減らせるのかどうか疑問です。
広尾でシンボリクリスエス産駒や、そろそろ1頭くらい出資してみたいダイワメジャー産駒、ハーツクライ産駒が出てきたら我慢できないかもしれませんし、ワラウカドにいるポウリナズラヴ×ハービンジャーの牝馬も気になります。現役時代に好きだったジャングルポケット産駒もそろそろラストクロップになるので機会があれば1度は出資してみたい。
……来年のことは来年考えることにします。

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