再掲載：なんで賛否両論があんねん？　について

海外へのブランド農作物流出を防ぐ「タネを守れ」法案 なぜ賛否が分かれているのか

https://news.yahoo.co.jp/articles/6316455021bca6a59fa1f1b3d74a30aab3624b41

日本で開発された高級ぶどうのシャインマスカットや、同じく日本生まれで甘みが強いサツマイモの紅はるか。いずれも知的財産として登録されたブランド品種だが、不正に海外へ流出するケースが増えている。こうしたブランド農作物の海外流出防止を狙う種苗法改正案が17日、衆院農林水産委員会で採決されたが、法案をめぐって賛否が分かれている。

韓国南西部の海南（ヘナム）はサツマイモの一大生産地だ。ことし2月、農家の倉庫を訪ねると、サツマイモがうずたかく積まれていた。取材した韓国のサツマイモ農家は「日本では紅はるかと呼ばれているが、韓国では蜂蜜サツマイモと言うんだ」と育てた品種が日本の紅はるかだと話す。

農林水産省の調査によれば、日本から流出したとみられる36の登録品種が韓国や中国で売られていることがわかっている。日本政府はこうした海外流出を防ぐため、新しい登録品種を無断で海外に持ち出した際に生産・販売の差し止めや罰金の対象とする種苗法改正案の成立を急いだ。

ただ「農家が窮地に立たされる」とSNS上では反対意見が続出し前の国会では審議が先送りとなり、今国会に持ち込まれた。

いったい何が懸念されているのか。

法案で自己増殖に制限がかかると懸念の声

法案により自家増殖という生産方法への制限がかかる点が問題視されている

現在、公開されている映画「タネは誰のもの」は種苗法改正案が生産者に与える影響を描いたドキュメンタリーだ。作品内で問題定義されているのは、法案により自家増殖という生産方法への制限がかかる点だ。

生産者は登録品種の開発者から種苗の購入・許諾を得て栽培する。その後、収穫したものから種や苗を取り、次の栽培に使用してきた。今回の法案では海外流出のリスクが増すとして、生産者の自家増殖も制限している。このため、生産者は毎回開発者に許諾料を払わなければならなくなる。

12日の国会審議で立憲民主党の宮川伸衆院議員から「今回なぜ自家増殖にまで手を伸ばさないと海外流出が止まらないのか」と問われた野上浩太郎農水相は次のように答えた。

「登録品種の自家増殖については開発者の許諾を必要として海外への持ち出しや、持ち出しを目的とする者への販売を禁止する。この許諾要件を明確にすることで、農業者が許諾されていない行為を正しく理解することや故意に許諾内容に違反し販売を行った場合の立証は容易になる。これは海外流出の防止に効果があると考える」

12日の国会周辺では生産者らが法案に反対するデモを行った。

「イチゴ農家やサツマイモ農家など自家増殖をしている方はものすごく脅威に思っている」（米農家）

「1ヘクタールで3万本（苗が必要）。それを買うのは大変な金額になる。買うとなると、どんな苗がきちんと来るのか保証がない。」（サツマイモ農家）

こうした農家の負担が増すとの指摘に対して、政府は「登録品種の保護は農家のためになる」とした上で、「開発者は都道府県などの場合も多く、許諾料が高額になるとは考えにくい」と説明している。


（転載は以上です）


自分なりに問題意識を持って能動的に調べてみた結果
反対派の急先鋒は　どうやら小沢チルドレンのガチガチの農水族議員
自民党の農水族議員も　多くの人は内心では反対

まあ　農水族として「現場」を熟知なさっておられる議員さんなら
自家増殖の違法化なんて　到底農家にとって受け入れられるものではない
なんで毎年「苗を買う」ために「お上」にみかじめ料払わなあかんねん！！
が「最大公約数」であることなど見えています

推し進めたいのは　どうやら
「もっともっと遺伝子組み換え農作物を一般化させたい」
とある「悪魔」から（ごにょごにょ）なせんせー方
みたいな図式ですね

蛇足：

例えばフランスでは　遺伝子組み換え農作物は禁止されていたりします

パスツール研究所のような　世界最高水準の微生物研究機関を擁している国の
学術的な（日本で言うと学術会議みたいな諮問機関）諮問機関からの回答に基づくものみたいです

蛇足ではなく追記：

とある方から
以下のようなコメントを頂いております

ニュースより失礼します。
賛否両論あるのは確かに不思議。
農林水産省が、「この法律は種子の海外流出阻止に全く役に立たない」と公式サイドで説明してる位ですからね。
賛成してるのは余程の馬鹿なんでしょうね

https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_001040.html




■改正種苗法が成立＝高級品種の流出防止、来年４月施行
(時事通信社 - 12月02日 11:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6327747