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2020年11月21日10:25

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18960912  NO4266  ロシア清銀行頭取ポコチロフ氏渡韓の件

18960912  NO4266  ロシア清銀行頭取ポコチロフ氏渡韓の件
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009_0030_0490 駐韓日本公使館記録 9巻 三. 機密本省往 一•二 (49) ロシア清銀行頭取ポコチロフ氏渡韓の件
文書題目 (49) ロシア清銀行頭取ポコチロフ氏渡韓の件
文書番号 機密第七○号
発信日 明治二十九年九月十二日 ( 1896年 09月 12日 )
発信者 特命全権公使 原敬
受信者 外務大臣 侯爵 西園寺公望

(49) ロシア清銀行頭取ポコチロフ氏渡韓の件
機密第七○号
在上海「ロシア清銀行」頭取ポコチロフ氏が去る八月中旬頃、妻を同道して京城に来着、ロシア公使館内に宿泊しロシア国大蔵大臣と度々電報の往復をしている。その渡韓の目的はあるいは朝鮮政府への貸金の件ではないかと思う次第もありますので、早速試みにブラウンに問い合わせましたところ、「その渡韓の目的は朝鮮財政一般の状況を観察するところにあって、貸金はその目的とする所ではない。しかしながら他日その事があるかもしれない」云々の返答でありました。ところが二三日前、同氏はドイツ領事クリーン氏から「ポコチロフ氏は朝鮮政府に貸金の意図がある」と語ったと聞き込んだ。そうすると過日「あるかもしれない」と言っていたものがやや実行に近づいているものかと推察されます。また他の風説によればポコチロフ氏は「ロシア清銀行」の支店を朝鮮に置き、関税金並びに一般国庫金の取り扱いを引き受けるのが目的だと申します。いずれが事実であるかはまだ判然といたしませんが、取り敢えずこの件報告いたして置きます。御含みまでに以上申し進みます。
明治二十九年九月十二日
特命全権公使 原敬印
外務大臣 侯爵 西園寺公望 殿


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