mixiユーザー(id:140145)

2020年11月20日17:15

137 view

文春、カリ城でのルパンが緑ジャケットなのを考察(執筆:藤津亮太)

*今夜は日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で、
映画「ルパン三世 カリオストロの城」
17回目の放送日。
(日本テレビの地上波放送のみ。
 BS・CSでの放送は含まない。)



【今さら聞けない】「ルパン三世 カリオストロの城」が
不朽の名作と言われる3つのワケ【#金ロー】
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=50&from=diary&id=6313521

 一般的な理由ですね。
 でも、私が知りたかったのは、以下の話なのです。





 映画「カリ城」が、週刊文春に狙われ・・・

「文春オンライン」より
「『カリオストロの城』ルパンのジャケットが「緑色」のナゾ
 ヒントは“あのセリフ”にあった!」
6時間前
https://bunshun.jp/articles/-/41510

 執筆したのは、アニメ評論家の藤津亮太さん。
「NHK BSプレミアム」で、特定の作品・シリーズの大投票番組
の時、解説を担当されている方だ。

 それなら、ピント外れの突っ込みではないだろう。


>『新ルパン』がスタートするにあたって新たに様々な要素
>が盛り込まれたが、やはり目を引く違いはジャケットの色が
>『旧ルパン』の緑から原作通りの赤に改められたことだろう。
>旧作の時、原作と異なる緑が選ばれたのは、当時のブラウン管TVでは
>赤の色が滲んで見づらかったからだという。

 当時普及していたテレビ受像機の性能に合わせていたのか。
 知らなかった。


>1978年には劇場版第1作『ルパン三世』(吉川惣司監督。
>後に「ルパンVS複製人間」のサブタイトルがつけられる)
>が公開される。こちらは『旧ルパン』の序盤を彷彿とさせる
>ハードな作品だが、ジャケットは『新ルパン』に準じて赤だった。

 その通り。
 赤ジャケットでした。


>どうして『カリオストロの城』では緑ジャケットを選んだのか。
>それは本作が『旧ルパン』で描かれたルパン三世の
>“その後”を描いた作品であるからだ。
>これは単に「設定をそう定めた」ということではない。
>監督の宮崎が『カリオストロの城』のルパンを、
>『旧ルパン』で描かれた“青年時代”を振り返る年齢になった男
>として描き出そうとした、ということである。

 宮崎駿の拘りが、そこにもあったか。


>序盤のルパンがベンツSSKというクラシックなスポーツカー
>を乗り回していたのに対し、中盤以降は
>イタリアの大衆車フィアット500を愛用するという点
>にもキャラクターの解釈の違いが現れている
>(だからキャラクター性がまた異なるその後のシリーズで
>ルパンの車がフィアット500で定番化していくのは、
>若干の違和感がないでもない)。

>宮崎は『カリオストロの城』制作のスタンスについて
>「はっきり中年の意識で作っているんですよね」
>(「アニメージュ」'81年1月号)と発言している。

>だから『カリオストロの城』のルパンは、
>敵役のカリオストロ伯爵に敗れ、大けがを負った時、
>「10年以上昔だ。俺は一人で売り出そうと躍起になってた
>青二才だった」という台詞とともに、
>ハングリーだった『旧ルパン』の時代を
>「若い頃」として回想するのである。
>もちろんそこでルパンが乗り回しているのはベンツSSKだ。
>また多くの人が知っている通り、回想の中で
>カリオストロ城に潜入しようとするルパンの姿は、
>『旧ルパン』のオープニングでサーチライトを
>かいくぐって走る姿そっくりに描かれている。

 大塚康生さん(本作ではキャラクターデザイン・作画監督担当)
の趣味ではなく、ちゃんとした意味があったんだ。
「未来少年コナン」のはるか前からだが、
宮崎駿は「ぶれてない」確固とした狙いを持っている。


>もう若くないルパンが、青年時代の落とし前をつけに
>再びカリオストロ城の「ゴート札」に挑もうとした姿を
>描いた作品が『カリオストロの城』ということになる。

 最後にクラリスを抱きしめたかったが、
抱きしめずに別れたのは、
ルパンが自分の事を「中年」だと自覚したからか。


 とりあえず、今夜「金曜ロードSHOW!」で放送の、
映画「ルパン三世 カリオストロの城」では
回想シーンをしっかり見てみます。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年11月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930