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2020年11月17日16:30

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女王の教室でしごかれた俳優さんの卵は、だいたいうまく伸びている・・自分の人生は、自分で決める。

伊藤さんも、上手に成長した御一人。

■伊藤沙莉の修練の場は「おままごと」 飼い犬役で脇役の醍醐味知る
(まいどなニュース - 11月17日 14:30)
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伊藤沙莉の修練の場は「おままごと」 飼い犬役で脇役の醍醐味知る 6
2020年11月17日 14:30 まいどなニュース

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写真おままごとで飼い犬役の伊藤沙莉(撮影:石井隼人)
おままごとで飼い犬役の伊藤沙莉(撮影:石井隼人)
「生まれ持った芝居のセンス」。所属事務所HPに書かれた、女優・伊藤沙莉(26)を紹介する推し文章。ご本人は「そのセールスコメントやめて!早く消して!と前々から言っている」と大慌ての赤面だが、これまでのキャリアと実力を振り返ってみると、そのセールスコメントは誇大広告ではなさそうだ。

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主演に脇役に大忙しの伊藤はどのように「センス」を磨いてきたのか。それは子役時代よりも前の“ワンワン時代”にまで遡る。

伊藤は「女優に限らず、女性はそもそもお芝居が上手いタイプなんだと思います。なぜならば男性に比べて、女性はおままごとやゴッコ遊びを小さいときからやってきているから。大人になっても女性はメイクをしたり、自分が理想とする像になりきろうとしたりする。男性よりも『自分をこう見せたい!』という欲求が強いんだと思います」と分析する。

かくいう伊藤も芝居センス修練の場は、おままごとだった。「私は昔から結構変わっていて、おままごとではお母さん役のような主軸のキャラクターはやりたがらず、犬などの脇役が好きでした。まったく会話に入らないけれど、ストーリーが停滞したと感じるとワンワン吠えて暴れまわる。それで次の展開をみんなに与える。犬として周りの動きを俯瞰で見るのが好きだった」と幼少期からスパイス的役どころを好んでいた。

女優となった現在は「お芝居が好きなので、脇役でも何でもいい」と演じる楽しさを感じているが、物語をかき回す快楽からは逃れられそうにない。作家・桜木紫乃による直木賞受賞作を実写映画化した『ホテルローヤル』(11月13日公開)では、教師とラブホテルに泊まりに来た女子高生を好演。

「好奇心旺盛な私には、色々な服を着て色んな設定に自分の身を置く女優業がピッタリ。お芝居は人生で飽きなかった唯一のこと。シンプルに好きだからこそ長く続けられているのかもしれない」。これからも“生まれ持った芝居のセンス”を磨き続ける。

(まいどなニュース特約・石井 隼人)

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