mixiユーザー(id:12923117)

2020年11月08日10:24

172 view

『メイキング・オブ・モータウン』感想

〜スティービー・ワンダー、マービン・ゲイ、ジャクソン5などを輩出し、2019年に創設60周年を迎えた音楽レーベル「モータウン」の正史を描いたドキュメンタリー。創設者ベリー・ゴーディにより1959年にその歴史をスタートさせたモータウン・レーベルは、ソウルやR&Bの数多くのヒットを連発し、数多くのスターを世界に送り出した。本作では創設者ベリー・ゴーディが初めて密着を許可した取材映像、関係者や所属アーティストの回想や証言など貴重な映像群から構成。ゴーディの親友で戦友でもあるスモーキー・ロビンソンと旧交を温めながら、コーディの一代記とともにモータウンの60年にわたる歴史、そしてレーベルの魅力を解き明かしていく〜<映画.comさんより>

フォト


           フォト     フォト

モータウンについては、なんとなく・・・知ってた。
でも、それが、自動車産業で知られるデトロイトの通称「Motor town」の略だったとは!
(これって、おそらく基本中の基本なのよねあせあせ(飛び散る汗)

まずは、ベリー・ゴーディさんとスモーキー・ロビンソンさんのおじちゃま2人が可愛い、可愛い。
(こういう見方するの、私ぐらい?あせあせ
当時を振り返って、ひたすら懐かしい表情だったり、記憶が曖昧なある出来事について賭けをしちゃったり(笑)
2人のお茶目ぶりを見ているだけでも、ほっこり。

ゴーディはかつてフォード車(RV)で働いていたことがあり、その時の生産システムをモータウンでも取り入れた。
映画はその’製造ライン’のイラストに沿って進められていく。
’品質管理’のところも興味深かったが、’アーティスト養成’のところも面白かった。
マナー講師「貧しい家庭出身の子が多かった。人前でのふるまいを教えるだけじゃなく、自尊心を持つことの大切さを教えたわ」
彼女の指導のおかげで、見違えるように変わったアーティストも多かったとか。
実際、このシーン直後に出てくるテレビ初出演のスプリームスがめちゃめちゃ輝いていた。

あと’ダンス’の過程もあるんだけど、苦手な人たちもやはりいて、あるグループのリーダーが「(ダンスはダメだけど)迫力では負けねえぜ」みたいに、汗だらけで熱唱していたのに感動。
グループ名が思い出せない・・・たらーっ(汗)

あと、あの名曲♪My Girlは、その前にヒットしていた♪My Guyに対抗して作られた?の件は、1人で大笑い。

※ゴーディ語録
「最初の10秒が勝負」
「black musicじゃないんだ。music by black peopleなんだよ」
「私の仕事は人の魅力を最大限に引きだすこと」

後半には、南部ツアーに出た時の事が語られるのだが、それはもう『グリーンブック』同様、coloredが激しく差別される有様で・・・観ていて辛いのなんの。
ハイウェイのトイレは使えず、コンサート会場は真ん中にロープが引かれていて、白人と黒人が分かれて座っていたという。
でも、でも、この話には、後日談があって・・・。
数年後(?)にまた南部でコンサートをやった時には、ロープは無くなっていて、白人も黒人も一緒に混ざりあって、音楽に合わせて踊り合っていたという涙ぴかぴか(新しい)

マーヴィン・ゲイの名曲♪What's going onが誕生した背景。
ゲイは当時、ベトナム戦争から帰還した弟から戦場の様子を聞き、この反戦曲をモータウンの専属作家のアル・クリーヴランド、フォー・トップスのメンバーのレナルド・ベンソンらと共に書き上げた。(多重録音に興奮♪)
ゴーディは当初この曲を気に入らず、シングルとしてリリースすることに難色を示したが、ゲイはそれに対して、リリースしなければ残りの曲のレコーディングもしないと反論した。
そして、シングル発売→大ヒット。

エンディング近く、時代&流行の変化を理解し「人は車じゃない」とまわりの意見を受け入れてゆくコーディ。

予告編バッド(下向き矢印)
https://youtu.be/GeC3B_NTgXA

とにかく貴重な映像のオンパレード。
上手く言えないんですが、何度も泣きそうに。。。
いや、これ、本当まいった。いい意味で予想をはるかに裏切られた。
素晴らしいドキュメンタリーでした。5つ☆
6 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年11月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

最近の日記

もっと見る