■前回は1万票差で否決 都構想、130年の歴史変わるか
(朝日新聞デジタル - 11月01日 16:16)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6290603
「都構想」というのは正確ではない。今回の住民投票で仮に維新の推している施策が賛成多数になったとしても、大阪府が大阪都になるわけではないからである。「都」になるには、さらに法律の改正が必要。
今回は、大阪市を解体して、4つの特別区に分割するか否かという話だけである。
僕は大阪市民なので、本日、朝から投票に行った。いろいろと考えたが、とりあえずは反対票を投じた。
気に入らないのは、特別区というのは中途半端な権限しかないということである。どちらにせよ、大阪府の風下に立たなければならないというのが気に入らない。
政令指定都市という制度がそもそも中途半端なのである。神戸市が兵庫県の風下に立ち、大阪市が大阪府の風下に立つ限りは、二重行政はなくならない。政令指定都市というのは、人口も経済力も十分にあるのだから、都道府県と切り離して、青天井の権限を持たせればいいのである。だったら納得できる。逆に言えば、そういう施策でないのであれば、何をどうやろうが同じことである。
維新もああだこうだと言うのであれば、また前回から十分に政策を練り直す時間があったのであれば、どうしてさらにドラスティックな政策にブラッシュアップできなかったのか。大阪府と大阪市の間で何やら切っても切れない闇の部分でもあるのか否か。
いずれにせよ、今回の彼らの施策は検討不十分だと思うし、否決されて然るべきであろう。
ログインしてコメントを確認・投稿する