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2020年10月30日12:10

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完全主義者

完全主義者

 これまで完全主義者って、強い意思で何かを求める人と言うイメージを持って
いたし、そうでありたいとも思っていた。
しかし、人には能力の限界があって、完璧など求むべきではないんですね。
いや、そんな事は泣き言だ、もっと頑張れと言う声も聞こえてきそうです。

 真剣での勝負では、命が懸かっているんですから、少しでも怪我は避けて
勝ちたいと思う訳です。これが完全主義者。

 ちょっと、話が飛びますが、剣豪、佐々木小次郎と宮本武蔵は誰でも知っていると
思います。
★フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
宮本武蔵と九州小倉の「舟島」で決闘に敗れ死んだ。当時の年齢は、武蔵は29歳。
小次郎は出生年が不明のため定かではないが、武蔵よりも40歳程年上だったといわれている。

 小次郎は、69歳のじじいだったんですよ。
それも、決闘では、助太刀はなしと言う事であったのに、
武蔵の弟子が「舟島」に来ていて、決闘が終った後、小次郎はまだ生きていたらしい
んですが、弟子によって殺されました。
映画にあるように、小次郎の長い刀に対抗するために、木刀だったので、
打撲ですね。

 また話が完全主義者に戻りますが、
真剣勝負の世界では、少しの怪我でも命取りの危険がありますね。
それで慎重になり、より完全を目指す訳です。
しかし、完全な理論を構築したと言っても、現実に運用しないと
絵に描いた餅でしかありません。
それで、より慎重になり臆病になりやすいのです。

ですから、完全主義から少し引いた、より現実的な方向転換が必要です。

 ここで、話を敷衍して、かの恋の遍歴者ドンファンになります。
ドンファンは理想の女性を求めて次々に女性を渡り歩きます。
ドンファンは理想の男性ではないにも関わらず、理想の女性を追い求めます。
これは、完全な方法、理論を求める姿勢に似ていませんか。
ドンファンは、完全な女性を求めているのではなくて、
振られるのを怖れているのです。それで、みずから去って行く臆病者なんですよ。

我々も、同じような経験はありませんか。
完全に勝てる方法はないと認め、現実的に勝って行く方法に切り替えが必要です。
現実に試合(競馬、ゲーム)は必要ですが、訓練(研究)も必要ですね。

これは自戒をこめての文章ですので、誰かを貶めるものではありません。(*^j^
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