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2020年10月23日13:02

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高卒採用「1人1社」の見直し

例えば
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55470550Q0A210C2EE8000/

今は9月16日(今年は10月16日)の就職試験開始時点では1社のみ受験で、不合格の場合にまた1社と続き、11月からは複数応募可能である。

これが9月の時点で、大学や専門学校等と同じく複数応募可にする。当然だが内定率は下がる。これまでは求人受付(7/1)→学内公示→職場見学(8月)→学内選考(8月上旬)→書類発送(9月)→受験(9/16〜)となって、よほど倍率が高くない限りは内定する。

これが複数応募可になると誰が得をするか、というと企業である。人が選べるということから採用側が優位に立つ。その結果起きる事態は、成績の良い生徒の中の競争も厳しくなりその影響で成績下位の生徒はほとんど行きどころがなくなってアルバイト・フリーターになるのが増える。

見直しについて、文科省は企業と内定卒業生とのミスマッチによる離職を防ぐ、ということを揚げているが、高校生の離職の多くはミスマッチによるものではない。というか、18歳を新卒として受け入れている以上、社会人・企業人としてどう育てていくか、ということは企業の問題であってそこがきちんとされていないから離職が多いのだ。専門学校や大学生を受け入れて行くのとは大きくちがう。

一方進路指導(就職)はある意味楽になる。どこへ出願してもいいわけだから、あくまでも受験(の結果)は本人の責任になるから、学校の負担は減る。「好きな所へだしてもいいよ、後は自分の問題だし」となる。

とは言っても、おそらく各高校では複数応募可と言っても2社か3社までという制限(内規)をするだろう。どこを受けても合格するなどという面接指導なんてのはないから。

それにしても本当にこれが高校生にとってプラスになるとはとうてい思えない。


日本国憲法第2章第九条を守ろう!

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