映画「幸せなひとりぼっち」

ストーリー
長年連れ添った妻を亡くし悲しみに暮れる老人オーヴェの隣家に、パルヴェネ一家が引っ越してきた。一家は罵声を浴びせられてもめげることなく、車のバック駐車から娘たちの子守まで次々と問題を持ち込んでくる。そんな一家にオーヴェは次第に心を開いていく。

出演　ロルフ・ラスゴード、バハー・パール、フィリップ・ベリ他
監督　ハンネス・ホルム

アマゾン・プライムにて鑑賞。
自殺ばかり考えている偏屈老人・オーヴェ。
それだけ、妻のところに行きたかったのだろう。
ところが、パルヴェネ一家が隣に引っ越してきたことで、環境は一変する。
最初は疎ましく思っていたオーヴェ。
彼らと関わってくるうちに、彼は生きる希望を見出す――。

やはり、人は人と関わることで、「死ぬ」から「生きる」というプラスの心境に変化するんだなぁ。
その心境の変化が丁寧に描かれているのが好感触。
お陰で、感情移入しやすかった。
ラストシーンが、これまたすごく美しく、言葉にできないほど感銘を受けた。

中々優れた人間ドラマだと、つくづく思う。
凄く気に入っている作品で、何度でも鑑賞したい、と思えるほど。
未見ならば、是非機会を設けて見てほしい傑作だ。