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2020年10月14日20:10

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小説「盤上の向日葵 下」柚月裕子

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あらすじ
昭和五十五年、春。
棋士への夢を断った上条桂介だったが、駒打つ音に誘われて将棋道場に足を踏み入れる。
そこで出会ったのは、自身の運命を大きく狂わせる伝説の真剣士・東明重慶だった――。
死体遺棄事件の捜査線上に浮かび上がる、桂介と東明の壮絶すぎる歩み。
誰が、誰を、なぜ殺したのか。

東明って、ろくでもない人間だけど、棋士としては一流だから、本当人間て面白い。
ある日、桂介の前からとんずらするから、人間性を疑う。
桂介にとっては、地獄に突き落とされた感覚だね。
それにしても、桂介の父親って本当クズ過ぎる。
桂介が有名になって、お金を無心する日々――。
こんなろくでなしは世にいない方が良い。

将棋のことは良く分からないけれど、それでも存分に楽しめた。
やはり、柚月さんの作品は隙がなくて、とても心地良い。
再読に耐えうる作品だ。
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