日本でも、アメリカでも、「30勝投手」は1968年（俺が生まれた年だ）を最後に出ていない。
日本ではホークスの皆川睦雄投手（故人）だが、アメリカでは今回取り上げる元デトロイトタイガースなどのデニー・マクレインだ。
がっしりした体つきから、重い速球を投げ、1966年20勝、1969年24勝、そして、1968年には何と31勝!! その年には世界一になった事もあり、サイ・ヤング賞、MVPのダブル受賞だった!!（なお、サイ・ヤング賞は1969年にも連続受賞）
そんな彼は、デトロイトのナイトクラブで、ピアノの弾き語りをやっていた。
これがプロはだしだったそうな。
まるで、ドカベンシリーズの殿馬一人…
そういう事もあり、遠征でも基本的に別行動で、登板試合がアウェイでのナイターの場合はその日の朝に自家用機を操縦して遠征先に入り、翌日には自家用機でデトロイトに帰っていた。
アウェイでのデーゲームの場合は、前日の夜に自家用機を操縦して遠征先に入り、試合終了後にさっさと自家用機で戻っていた。
しかし、1970年に賭博の関与と拳銃不法所持で出場停止処分を受けてからは、坂道を転げるように成績が急落。
1972年限りでメジャーから姿を消した。
引退後、かねてから噂のあったコカイン不法所持・使用で逮捕されたりして、長く服役していた。
出所後、’12にマイナーリーグの試合の始球式に登板したマクレインを見て、ファンは唖然。
体重150�堋兇猟業酲�体となり果てていた…
「MLB版殿馬」マクレインは、その荒くれっぷりで自ら身を持ち崩してしまった。 もったいない…
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