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2020年10月09日22:40

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次元と五ェ門はルパンの両翼

アニメに登場する「右腕」キャラか。
見た瞬間は「たくさんいそうだな」と思ったんですが、でもじつは意外と難しかった。
ぼくがパッと思いつくのはたいてい「参謀」とか「相棒」で、右腕とは微妙に違うんですよね。


ぼくの中で右腕というと、まず「自分では考えない」との印象があります。
もうちょっと補足すると、大筋や基本方針、基本戦略については考えないというか。
彼らが考えるのは、本体(?)が示したそれら基本方針をいかにして実行してゆくかの実務面で、その点においての優秀さはずば抜けている。


また彼らの優秀さは「考える」だけでなく、現実化してゆくための実行力も兼備していることで、このあたりが参謀とはちと違う。
なにせ「右腕」ですから。「脳」が考えたことを実現できなければ意味がない。
言ってみれば頭で考えた「絵」を完璧に描き上げてくれる「手」ですよ。
どんな神絵師でも、手にその技術がなければ神絵は描けない。


さらに優秀な「右腕」は、本体の「分身」として別行動をすることすらできる。
それも本体の考える主旨を完全に理解し、それを実行する能力があればこそで、ここまでの右腕は得ようと思って得られるものじゃないでしょうねえ。


こうなってくると銀英伝ファンとしてはキルヒアイスが真っ先に浮かぶかもしれないけど、ぼくの中でキルヒアイスは右腕とはまたちょっと違うんですよ。
右腕というのは主に「仕事」方面に濃く結びついた関係で、プライベートのそれはそこまで深くない。
この点、ラインハルトとキルヒアイスは公私共深く結びつきすぎていて、やはり「半身」という呼び名がもっともふさわしいでしょう。
銀英伝でいえば、むしろヤンにとってのフィッシャー提督の方が「右腕」に近い関係なんじゃないかな。
アッテンボローはまだヤンの右腕といえるほどではないし、誰かの下につくより彼個人の意思に基づいて行動するほうが実力を発揮できる「本体」タイプの人間だろうからね。


次元の名を挙げる人もいるけど、右腕とはあくまで本体に追従する者で、次元とルパンはそういうのとはやはり違う。
彼らはあくまで同等の「相棒」の方がピッタリだ。


ただルパンにとって次元、そして五ェ門は、仕事に関しては「両翼」が一番しっくりくるイメージです。
次元の銃の腕前、五ェ門の剣と身体能力。
これらを加えると、もともとユニークで豊富で圧倒的なルパンのアイデアが飛躍的に、あるいは爆発的に広がってゆく。
それはルパンはもちろん、次元や五ェ門にとっても楽しくてしょうがないことなんじゃないかな。
自分たちだけでは銃も剣も本来の目的にしか使用できないのが、ルパンのアイデアが加わると、銃が銃以上の、剣が剣以上の力を発揮するんだから、おもしろくないわけがない。


特に彼らの本業である「盗み」では、よりユニークでおもしろいことになる。
「白夜に消えた人魚」とか「ターゲットは555M」とか、そもそも次元や五ェ門の腕前がなければ、ルパンも発想ができなかったはずだからね。
こういう盗みが成功したときに流れるBGM「Super Hero」は最高です(笑)。


アニメに登場する“右腕”キャラといえば? 3位「リボーン」獄寺隼人、2位「銀魂」土方十四郎、1位は…
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=50&from=diary&id=6261664
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