「変人サウスポー」は「自閉症スペクトラム」だった?〜火事が大好きな豪腕　ルーブ・ワッデル〜

昔、ルーブ・ワッデルという豪腕サウスポーがMLBにいた。
腕はいいのだが、奇行のためほとんどの監督が持て余し、フィラデルフィア（現・オークランド）アスレティックスの名監督だったコニー・マック以外、彼を「操縦」出来なかったといわれている。
とにかく火事が大好きで、試合中に消防車のサイレンの音を聞いて球場を抜け出し、火事の弥次馬に紛れる事はしょっちゅう。
（消火の手伝いをしていたという説もあるが、あまりにも話がうまく出来過ぎている）
「火事と喧嘩は江戸の華」って、アメリカでも通じましたっけ?
試合開始前に球場前で少年たちとビー玉遊びをしていて連れ戻された（その試合で何と、3安打完封勝利!!）り、試合に遅刻しそうになってスタンドからマウンドに駆け下りたり、
草野球の助っ人に駆り出されて断れなくて投げてたり…
後、遠征先の宿でビスケットの食べこぼしやピーナッツの殻などで部屋を汚すため同室になった選手から苦情が来て、契約条項に「宿のベッドでお菓子を食べない」を入れられた事も。
後の研究で、ワッデルは現在でいうところの「自閉症スペクトラム」もしくは「発達チャレンジド」ではなかったか?　と、言われている。
となれば、俺（アスペルガー症候群）や、大相撲の海士の島と薩摩桜（ともに自閉症スペクトラムだ）と似たものをもって生きていた事になる。
という事もあって、何かワッデルには親近感を持っちゃうな…
今、ワッデルが出現したら、「MLBの海士の島」なんて呼んでいたかも…