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2020年10月07日08:11

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稀代ののんべ助っ人は日本で散った〜活躍したのに…〜

1966年〜69年、サンケイアトムズ(現・東京ヤクルトスワローズ)に、ルー・ジャクソンという外国人選手がいた。
俺も本とかでその選手の話を知った時、「もったいない…」と思ってしまった。
足も結構速く、守備も結構うまく、肩は「下手な投手より速い球が来る」というほどの超強肩。
で、パンチ力が凄く、入団してから3年連続20ホームラン以上。
特に凄かったのは1967年。
打率、リーグ7位。
ホームラン、リーグ5位。
そして、打点に至っては何とリーグ3位!!
オールスターにも出場している。

しかし、彼は私生活がめちゃくちゃだった…
試合が終わるとバーやキャバレーに直行し、ビールやウイスキーをがぶ飲み。
ビールは1ケース空けていたし、ウイスキーもボトル1本を1度で空けてしまう事もたびたびだったとか。
その上、野菜が大嫌いで全く食べず、つまみはチキンフライか焼き鳥。
日本食が口に合わず、食べなかった彼が、唯一こよなく愛した日本食が焼き鳥だったとは…
ある日、球場にジャクソンが来ないので、家に様子を見に行ったら二日酔いで白河夜船の高いびき。
そこで、無理やり車に乗せ球場に連れて行き、ユニフォームに着替えさせ、試合開始時間まで寝せて試合開始直前に起こしたら何と2本ホームランを打つという、化け物伝説も残っている。
こんな生活が、体にいいわけがない。
来日4年目の1969年、神宮球場での東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)とのオープン戦の打席中、腹を押さえてうずくまった。
トレーナーの肩を借りて退場したジャクソン。
そして、これが生涯最後の打席になろうとは…
それから2か月強後、ジャクソンは「膵臓壊死」で亡くなってしまったのである。
せっかく活躍していたのに、ジャクソンは私生活のむちゃくちゃさで命を落としてしまった…
あまりにも、もったいなさすぎる…
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