帝の求婚について
帰るさの みゆきもの憂く思ほえて
そむきてとまるかぐや姫ゆゑ
という和歌
現代語訳は、
帰りの行幸がなんともつらく思えて、振り返って止まってしまう。(私の勅命に従わずにその場にとどまる)かぐや姫、あなたのせいで。
といった感じです。
『あなたのせいでつらく思え、振り返って止まってしまう』と書くところを『つらく思え、振り返って止まってしまう。あなたのせいで』
置き換えているとこが、グッと来ます。
いや、いい!!
かぐや姫の返しは
葎はふ下にも年は経ぬる身の
何かは玉のうてなをも見ぬ
葎がはうような、粗末な家で過ごしてきたこの私が、どうして、りっぱな宮殿で暮らそうと思いましょうか。
撃沈ですね、心は全く動かなかったのでしょうか?
つれない
帝の心情表現が素敵♪
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