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2020年10月02日15:22

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人類社会への挑戦という話

■政府、除外の理由明かさず 「学問の自由の侵害」 日本学術会議人事
(朝日新聞デジタル - 10月02日 05:07)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6252818

菅野完氏のFBより。
ことの重大さを分かっていない人が多すぎ。


#日本学術会議への人事介入に抗議する
 
と、言うことで…

 菅義偉政権による学問の自由・言論の自由・思想信条の自由の侵害という暴挙に抗議するため、本日夕刻より、ハンガーストライキに入ります。
 
 いまのところ、スタート時間・決行場所などは未定です。しかしながら「抗議活動や権力との対峙の仕方のお作法や段取りに関する素養」が、室町時代の農民より劣化したような連中しかいない今の日本の社会では、ハンストや抗議活動そのものに対する忌避感や誤解が多いため、本件ハンガーストライキに関しても、頭の悪い有象無象があれこれと口さがないことをいうであろうことが予見されますので、下記の通り、趣旨および注釈を付します。

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<なにが問題なのか>
菅義偉内閣総理大臣は、日本学術会議の新規会員の任命を拒否するという暴挙に出ました。これは、既存の法やこれまでの国会答弁に違反する明確な違法行為であると同時に、「学問の自由」「思想信条の自由」「言論の自由」などの、近代を形成する諸原則を踏み躙る、極めて野蛮かつ危険な行為であり、到底、看過しえません。

 菅政権のこの暴挙は、中学生程度の教養がある人に端的にわかるように表現すると、「第二の滝川事件」とも言うべき事案です。しかし、最近、日本の社会に蔓延る「パヨクは、中国の人権弾圧になにもいわないー」とか言いたがるたぐいの頭の悪い人には「第二の滝川事件」と言っても通用しないでしょう。そういう残念な人にもわかるように菅義偉の暴挙がいかに問題かを解説すると、「菅義偉のやっていることは、北京の中共政府が、香港の言論人や香港の大学人対して行っている弾圧や、チベット、ウイグル、内モンゴルなどで行っている中共政府の暴虐と、本質的になんらかわらない」ということです。

 安倍政権の誕生から7年半、我々は、さまざまな場所で、政権による弾圧を目撃してきました。おそらく私もその最初期事例の被害者の一人でしょう。あの時、私や私の仲間や私と同じような立場の人々が被った弾圧を、弾圧だと見抜ける人は多くありませんでした。また、弾圧だと見抜けた人でも、その弾圧と戦おうとする人は多くありませんでした。「あのタイミングで、弾圧を放置したから、日本学術会議の人事に政権が介入するなどという野蛮な行為が当然のように行われる社会になってしまったのだ」としか言いようがありません。事態は、ニーメラーの格言通りに動いているにすぎないのですから。

 しかしそんなニヒルな感慨を開陳し、斜に構えて「知的なオレ」アピールをしている暇なんざありません。「一国の政権が、学問の自由に、あからさまに介入した」のです。学術に関与するもの、言論に関与するもの、いや、社会の各層あらゆる人々が、この暴挙に対する痛烈な批判の声をあげ、徹底して、この政権と戦うべき問題です。そうでなければ、ニーメラーの格言「…そして、彼らが私を攻撃したとき 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」という未来が、遠からずやってくるはずです

 
<なぜハンストか>
 政治が学問に介入し、しかも人事権行使でそれを行うことは、本質的に、中国共産党政府が、今現在、香港の知識人や大学人に行っている弾圧と全く同じです。中国共産党政府は、一方で、チベットやウイグルで、香港に対する弾圧と比べ物にならないほどの苛烈かつ凄惨な弾圧を行っています。しかし、チベット・ウイグル・内モンゴルで行われている弾圧も、その初期においては、今現在の香港に対する弾圧と同じ程度の内容からスタートしたものでした。つまり、弾圧を放置すれば、香港はいずれ、ウイグルやチベットや内モンゴルと同じような未来を迎えてしまうということになります。

 それは日本も同じ。
 
 いまここで、この弾圧に対して、非常の手段で対抗しなければ、弾圧はさらに拡大していくに違いありません。

 本来であれば、「日本学術会議のメンバーが総辞職し、抗議の意思を示す」のが最高の抗議のあり方であると思います。しかし私は、日本のアカデミィアに失望しているので、そんなことは起こり得ないこと思っています。ドレフュス事件におけるゾラのような人が、普通の先進国にならいくらでもいるんですが、日本には誰一人いないでしょうしね。
 
 で、あれば、自分でなにかをしなければいけません。自分でゾラにならなければいけません。

 大規模なデモや抗議活動のたぐいは当然発生するでしょう。そしてそれはこの弾圧に対抗するために、日本の社会に住む市民各位がこぞって参加すべき類のもので、この社会を近代社会として留めおくためには是非とも必要なものです。みなさんどんどん頭数になって、抗議の声を大きく上げてください。

 しかし私は、言論人です。著述で活計を上げる人間です。その種の人間からすると、今回の弾圧は、一般市民のみなさんにくらべて、深刻度が違います。なので、デモや抗議活動とは違う、さらなる「非常の手段」に出る必要があると考えます。
だから、ハンガーストライキを選択しました。
「言論人なら言論で対抗すべきだ」としたり顔で言い出す馬鹿もいるでしょうが、「ちったぁ頭使って考えろ」と申し上げたいです。

 菅義偉は、自分の行為が、中国共産党政府の弾圧となんら変わらないことに気づけない愚物です。単なる、教養と知性の欠如した程度の低いオッサンです。教養と知性の欠如した程度の低いオッサンだから、学者の人事に介入することがいかに野蛮かが理解できないのでしょう。そして私は、教養と知性の欠如した程度の低いオッサンに届く言葉を持ち合わせていません。そんな連中に届くような言葉で原稿を書きたいとも思いません。

 また、繰り返しになりますが、菅義偉のやっていることは中国共産党政府の弾圧とおなじなわけで、端的にいえば「力と恐怖による支配」であり、力と恐怖による支配であれば、それはとりもなおさず、「テロ行為」です。テロ行為に対抗するのに、通常の言語で対抗するわけにいかないでしょう。相手が肉体言語でくるなら、こちらも肉体言語で対応するしかありません。

 肉体言語を用いるしかないというものの、肉体言語の一環である暴力の矛先が、他者に向かうことは慎まなければいけません。なので、肉体言語の矛先を自分自身に向けるハンガーストライキを採用するのです。

 
<ハンストの注意点>
 抗議活動の作法や段取りについての素養が、室町時代の農民よりも劣る愚劣な人が増えた日本の社会では、「ハンストといえば、一切なにも口にしない」と勘違いしている人が多いです。しかしそんなことはないんです。あのガンジーでさえ、ハンスト中は、塩も舐めたしオレンジジュースぐらいは飲みました。ナトリウムとカリウムを補給しないと死ぬからでしょう。「死ぬこと」はハンストの「成功」を意味するのではなく「負け」を意味するわけですから、なるべく長く安全にハンストを続ける必要があります。ようは「長い時間かけて、菅義偉のような、教養と知性の欠如した程度の低いオッサンにも届くように、地味にちびちびとイヤガラセをする」ことが肝要なわけです。そのため、本件ハンストは、以下の条件でおこないます
 
1  ガンジーの顰にならい、ナトリウムとカリウムは補給します。当然、水分補給もします。すなわち、水を飲む、塩をなめる、オレンジジュースを飲む、スポーツドリンクや経口補水液の類いを飲む程度のことはします

2  私の知的活動に必要不可欠な、ニコチンとカフェイン(ノンカロリーな形態)も適宜補給します

3  当然のこととして寝ます
 
4  当然のこととして寒さ暑さや雨風をしのぐ措置はとります

 と、以上、こんなところですかね。

 今日もし、どこかで手があいたら、こんな文体ではない、まともな趣意書を書いてどこかで公開します。
あ。あと。「応援します」とか、いらんからね。応援する暇あったら、お前が戦え。
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