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2020年09月30日05:40

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ドラマなあなた

頼みもしないのにザッパマン義父が録画してあったアニメ映画を昨日観てみた。

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「聲(こえ)の形」という作品である。声が難しい漢字になっているので、おそらく低脳ザッパマンには読めなかったことであろう。
内容は聾唖の美少女と関わることで図らずも自分探しの心の旅の迷路に入ってしまう少年の物語であり学園ドラマであった。繊細な心情を精緻に描いており、繊細さのかけらもない僕にはちょっと難しくあったものの、美しいアニメ映像が手伝って全編観終えた。そしたらけっこうじんわり来た。

上の画像にあるとおり、あの京アニの作品であったことを観終えてから知った。なるほど画の繊細なタッチとは裏腹に胆力のある作品と感じ敬服させられた。あの大事故で被害を受けられた方々の手も入っているかもしれないと思うと切なくなった。京アニの皆さん、ありがとうございました(´;ω;`)ウゥゥ。

でもこれあの大ざっぱの権化のザッパマンはまずもって観てなかろう。あのバカ自分で観もしないもの寄越してくるところが無神経であるが、まあ今回は許してやるか(-_-)。

昨日の紙面オピニオン欄はあの記録的視聴率を誇る人気ドラマの「半沢直樹」についてであり、なぜにあれほど視聴者から支持を得たかについての言及であった。

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三名の識者からのご意見であったがここではそれについての要約は割愛して大要約とする。要するにあの作品は勧善懲悪の現代版時代劇であったこと、そして現在の多種多様な価値観がはびこる中で視聴者の多数から共通の認識を得たからとあり、ほほうそうなのかと思わされた。

あの作品は現代版時代劇であったという意見は以前から聞いていた。寄稿のうちのおひとりでコラムニストのペリー荻野さんは「歌舞伎」とさえ言っている。じっさいドラマには市川中社車の歌舞伎名を持つ香川照之さん、市川猿之助さん、片岡愛之助さん、尾上松也さんが出演しており歌舞伎の中軸ぞろいでありなるほどそうだったかと思わされた。

ドラマは終始大見得を切った演出が過剰なまでになされており、そこも人気の理由とあった。皆さんけっこう定型なパフォーマンスが好きだったということかもしれない。

でも僕は観なかった。これには理由があり、作者の池井戸潤の野郎が生意気でいけ好かないというのがあるのと、こいつの作品のパターンとして物語の最終局面まで鬱積を貯めに貯めさせてから最後にヒーローの大逆転勝利でドーン!という作りに僕がつきあいきれないからだ。

池井戸作品はかつて観たことがあり、じり貧の足袋屋がスポーツシューズの開発で起死回生を果たした「陸王」を同じTBS日曜劇場でかつて観て実は面白かった。
なれど最後までうさを貯めさせられるドラマの作りにはむこりごりな思いにさせられた。なので今回「半沢直樹」を敬遠した。観ればきっと面白かったのかもしれないが、観て疲れる作品はやはり嫌なのだ。

さいきんの僕が観ていて秀作に感じたのは昨年話題になった個人情報消去代理業というたいへん変わった内容の「dele(ディーリー)」と今春とりこにさせられたレンタルおやじとこれまた変わった仕事が妙味であった「コタキ兄弟と四苦八苦」のふたつだ。
いずれも一話完結であり僕にはそれがいいのと、内容がちょっと本流からはずれたいわば亜流の味わいであり、ちとひねくれている僕の琴線にこれらが触れてきたのである。

まあつまりは結局は好みの問題ということだ。ところで「半沢直樹」の時代劇評価について類似した文言を残してある著書を僕はいま偶然ながら読んでおりこちらだ。

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「時代劇入門」 春日太一著 角川新書

これをいま途中まで読んでおり紙評で讃辞されていただけあり分かりやすくて面白いのだ。これには時代劇は歴史ドラマではなくエンターテイメントだとあり、現代劇からヒントを得ている時代劇は多々あるというものだった。
「半沢直樹」はこれの逆を行っているということであろう。なるほど結局僕含めた視聴者の求めるところはエンターテイメントということのようであり納得した。

今回僕が観たドラマは「浦安鉄筋家族」、「MIU404」、「ディア・ペイシェント」、「アンサング・シンデレラ」そして「すぐ死ぬんだから」でありなかなか良い選択であった。「浦安」はあのメンバーがよかったので、再来年あたりにたぶん二発目が登場すると思う。その時16歳の女子高生もさくらを演じている岸井ゆきのちゃんは三十路であるが、まあ彼女なまだまだあと数年は女子高生をやれるであろう♡。

昨朝は驚いた。

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たったひと鉢なのにまだ咲いてるよ、あさがお。西洋あさがおならへえきで11月まで咲いているがこれは和式のものだ。根性ありますなあ(>_<)。
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