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2020年09月20日12:17

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キャンプの不思議体験

■3密回避で人気急増のアウトドアに“迷惑キャンパー”が急増のワケ
(日刊SPA! - 09月19日 16:22)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=6238403



山を独りで歩いていると、超自然なものに出くわすことがときどきあります。
 
学生の頃、自然が好きで、いつも独りでツェルトを担いで出かけていました。
その時代(60年代)、10月の上高地にはキャンプする人もいません。
夜間の冷え込みは半端なく、冬用の寝袋でも寒いほど。
管理人の人に、熊が出るから気をつけなさいと注意されました。
獣に襲われることもなく、前穂、奥穂など登山を楽しみました。
 
4年生のとき、北杜夫の「ドクトルマンボウ青春記」に大いに刺激され、
島島宿から徳本峠越えに挑戦、あれはきつかったですね。
しかし、徳本峠から望む穂高連峰の夕暮れは神々しく、絶景そのもの。
無神論者の僕でも、神に感謝したい気持ちになり手を合わせました。
 
ある年の春5月、果無山脈を歩き、独りでビバークしたときのこと。
夜中に何者かがテントの外を歩き回る足音がました。
山犬や猪の足音ではありません。
明らかに二本脚で歩いています。
テントの外に置いてあった布製の水バケツから水を掬って飲み、
ふうぅと息をつく気配までが伝わってくるのです。
そしてじっとテントの中を窺う気配です。
いくら自然が好きだとは言っても、西行の心境にまで達していない僕は、
もうこれまでかと身の毛がよだちました。
 
翌朝、誰もいないことを確かめてからテントを開けて出てみました。
寝る前と寸分違わない状態でした。
あれは僕の妄想だったのでしょうか、たぶんそうだったのでしょう。
今も、あの足音と水を掬って飲む音、ため息は謎のままです。
それでも自然と一体化したいという僕の性向は度し難く、
息子が生まれてからは春、夏、秋とキャンプに連れて行きました。
 
赤目でテントを張って寝ていた真夜中、不思議なものを見ました。
テントの外に置いてあるリュックをカジカガエルがよじ登って、
首をかしげて中を覗いていたのです。
外に置いてあるランタンの明かりで、ハッキリと見えました。
もちろん息子は爆睡中で、その奇跡を目撃する幸運を逃しました。
 
 

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