カネかけてヨコハマ２０２０

今朝のＮＨＫ「あの人に会いたい」は５年前に９１歳で他界されたこのお方であった。

　

料理記者歴４０年でおなじみの岸朝子さんだ。僕このお方生涯独身のバリバリの記者一途だと思っていたら違った。主婦で家計の足しにと３０歳ころに料理記者のアルバイトに応募したのが始まりと知り驚いた。
以来高度成長期の日本の食卓を豊かにするためや昨今の食の荒廃を正すためにペンを執り続けてきたとあり信念の人だと思った。

「料理の鉄人」での名セリフの「おいしゅうございました」が好きだった。あのセリフは僕てっきり包丁人方々のご苦労に対するねぎらいの言葉ばかりだと思っていたら違った。それも当然あったであろうが、岸さん曰く人の口に入る動植物たちに対する感謝と尊敬の念を込めてのことと知り、改めて岸さんに対して敬服させられた。僕ももっと口に入れるものに感謝しないとね。岸さん、ありがとうございました。

一昨日あたりからニュースでかまびすしく報じられていた事件が今朝の紙面一面を飾っていた。



家庭用磁気商品のジャパンライフの社長が長年の慎重な取り調べを経て、詐欺罪でようやく逮捕された件である。１７年に倒産して以来であるから実に３年も経過している。
なんといっても被害総額の大きさであり２千億円とあり巨額だ。それでありながら被害者が７千人とありさほど多くないのも驚きだ。これはつまりは平均して被害者一人当たりの被害額がざっと３千万円におよぶ高額であることを意味している。

働いた詐欺というのは顧客に高額な磁気治療商品を買わせて、それをレンタル販売の原資にして活用すれば年配当６％の高額配当を安定して得られるという吹聴だ。なんだかワケの分からない治療器具を流用して高配当をがっちりと得られるなんて皆本気で思ったのであろうか。そんなあいまい模糊とした儲け話に３千万円もブチ込む人が７千人もいたという事実に僕は驚く。

まあ詐欺は騙す方が手練手管でもって甘言で相手を落とし込むのであり悪事を働いた奴らが悪いのは明らかであるが、それにしてもこんなんで騙される方もどうかしている。
僕がもし同額の３千万円を所有していて必ず利殖に投機しろと命じられでもするなら、間違いない方に足を向ける。いいとこ大手信託銀行の金融商品といったところだ。あれならハイリスクでちょこっと元本割れしたとしてもそれでも元本の大半は戻ってくるであろうからだ。リスクは小さく、そのぶん期待も小さくでいいと思う。

でも７千人はそうは思わなかったんだろうねえ。そも投資というのはバクチであるという認識がなく、おそらく詐欺連中から「これはビジネスです」とでも言われてその気になってしまったのだと思う。バクチなのにねえ(-_-;)。

以前ＭＲＩ投資詐欺というのがあって、あれなどはあろうことか巨大５紙だかに年率８％とか誇大広告をバカでかく吹聴したのに「大手新聞の広告だから大丈夫」と信じてこれまた相当多くの人たちが高額をむしり取られて相手にドロンさせられていた。皆年率〇％という甘言に弱いのかと思わされる。

３千万円あればそれだけでじゅうぶん豊かな老後を過ごせると思わなかったのであろうか。小金を持っている人というのはもっともっともうちょっと増やしたいという性というか呪縛から逃れられないのかもしれないね。あ〜よかった、ぼく金なくて。喜んでる場合か俺？(-_-;)。

主犯で元会長の山口というおっさんはもう７８歳だから爺さんだ。間違いなく獄中死となろう。こいつもんなことしなきゃもっと穏やかな老後があったんじゃないか？

今朝履き古した靴を処分した。



アメリカ大手の安靴メーカー・セダークレストのスニーカーだ。たしか超特価の２９８０円で買ったものだ。安かろうで履き心地はイマイチながらケチ根性で１年半履いていたところ、そこは安物の常でじきにほころびや靴底の著しい劣化でとうとうダメになった。まあそれでも３千円の元はとれたであろう。

こちらは家内が自分用に買ってきたデジカメである。



オシャカになった前モデルのＳＯＮＹに続いてまたも同メーカーだ。店員の話ではＳＯＮＹは人物撮影で肌をきれいに写せるらしく、家内はそれを気に入ったのであった。
僕の１２倍ズームのキヤノンは２万円でおつりがきてそれでケースを買った。家内の今度のはなんと３０倍ズームとちょっと高性能だ。価格は元値４４千円を店側はどういうサービスを打ってきたのかなんと３１千円で買えたとあった。いいなあ３０倍(>_<)。
来週末の次女ともみの運動会でカメラを導入するのと家内の鼻息がいまから荒くてちょっとおもろいです(*´ω｀*)。