今週の日曜日、中京競馬場で秋華賞トライアルの関西テレビ放送賞ローズSが行われる。
関西では過去ローズSの他に当時3歳牝馬限定だったエリザベス女王杯のトライアルが
行われた。その名はサファイヤSである。
サファイヤSの創設は昭和58年。この時はエリザベス女王杯のトライアルと
いうよりは、春のクラシック戦線を戦った馬と夏競馬で調子を上げたいわゆる「上り馬」
のガチンコ対決といっても過言ではなかった。
ちなみに第1回目の出走馬は次の通り。
昭和58年 第1回サファイヤS 芝1600m
� �1 ジョーキジルクム 54 岡冨 俊一
�◆�2 カルストンダンサー 53 飯田 明弘
�� 3 サンエイホープ 54 斎藤 博美
�ぁ�4 エイシンナツコ 53 田原 成貴
�ァ�5 リードアイリス 53 田島 信行
�Α�6 グローバルダイナ 53 南井 克巳
�А�7 シャダイソフィア 55 猿橋 重利
�─�8 ポイントゲッター 53 河内 洋
�─�9 サンスカーレット 53 丸山 勝秀
で、桜花賞馬のシャダイソフィアが単枠指定の期待に応えて初代覇者となった。
いわゆるガチンコ対決の様相を一変させたのが平成3年。この年から
エリザベス女王杯のトライアル競走に認定され距離も今までの芝1600ｍから
2000mに延長。さらには上位3頭にエリザベス女王杯の出走権を得ることになった。
そこからの過去5年間の勝利馬は次の通り。
※敬称略
平成3年：テンザンハゴロモ（松永昌博）
平成4年：サンエイサンキュー（田原成貴）
平成5年：アルファキュート（松永昌博）
平成6年：テンザンユタカ（松永昌博）
平成7年：ブライトサンディー（岡部幸雄）
※平成3・6年は中京、平成7年は京都
と奇しくも松永昌博騎手が5年中で3勝を挙げる快挙を果たした。
しかし平成8年にエリザベス女王杯が古馬に開放となり、それに代わる競走として
秋華賞が10月中旬に新設。ローテーションの関係でサファイヤSは幕を閉じた。
今週行われるローズS。牝馬3冠を狙うデアリングタクトに待ったをかける馬は
現れるのだろうか・・・。
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