今週土曜日阪神ジャンプSが中京競馬場で行われる。
中京競馬場で障害競走の重賞が行われるのは2006年の阪神ジャンプS以来
実に14年ぶり、そして現コースでは初めての開催となる。
そんな中京競馬場の障害コースであるが、創設されたのは知っている限りで言えば
砂コースから芝コースに変わった昭和45年。とはいえ3コーナーから1コーナーに
入るタスキコースに、ダートコースを横切って下り4m、上り2.3ｍのバンケットから
生垣障害2つ（1つ目は本当の生垣、2つ目は土塁タイプ）があり、それ以外は
芝コースに正面スタンド前に1つ、3・4コーナー中間に1つ、そして向こう正面に
3つのハードル障害があるといった感じだった。その後平成5年にコースが
若干改修されバンケットが下り3.3ｍ、上り1.75ｍになった以外は変化はなかった。
中京競馬の障害コースで初めて重賞の代替が行われたのは昭和54年。
京都競馬場のスタンド改築工事が行われ、京都大障害（秋）の代替で行われた
中京障害Sだった。距離は芝3600mで行われ飛越順は
7号ハードル→6号ハードル→5号ハードル→1号ハードル→2号ハードル→
3号生垣→4号土塁→5号ハードル→6号ハードル→7号ハードル→2号ハードル→
1号ハードルの合計12回の飛越が行われた。
このタイプでの競走は・・・、
昭和55年春（京都大障害・春の代替）、
平成2年秋、平成3年春秋（阪神障害Sの代替）
平成6年春秋（春は京都大障害・春、秋は阪神障害S・秋の代替）
で行われたが、平成6年秋は移動柵が使われた関係で7号ハードルが
使われなかったためタイム3分57秒5は基準タイム扱いとなった。
そして平成18年に阪神ジャンプSが行われた時は距離が3330ｍと短縮となり、
飛越順も・・、
5号ハードル→4号可動式障害→1号ハードル→2号生垣→3号生垣（土塁タイプ）→
4号可動式障害→5号ハードル→6号ハードル→7号ハードル→1号ハードルと
10回の飛越で行われた。
今回の阪神ジャンプSの飛越順は・・・、
7号ハードル→1号ハードル→2号ハードル→3号ハードル→4号片面可動式障害→
5号ハードル→6号両面可動式障害→1号ハードル→2号ハードル→3号ハードル→
4号片面可動式障害→5号ハードル→6号両面可動式障害
と13回の飛越が行われ、スタート位置が1・2コーナーポケット平地芝1600mの
少し前からスタートしてポケット出口の7号ハードルを越えて周回コースに入る
ユニークな設定となっている。
今週土曜日、ユニークなコースをこなして最初の覇者となるのはどの馬だろうか。
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