三途の橋？。。。

あの世とはまだ縁遠いLZです





薄いモヤが掛かった爽やかな風

なぜか裸足のLZ

くるぶし辺りまで溜まっている水

生ぬるくて心地良い♪

カラフルなそこを小魚が泳いでいて

底はサンゴのようにゴツゴツしてて

けど足裏は不思議と痛くない？

モヤの中に見えるのは何？

巨大な柱





ゆっくり進むと見えてきたのは

柱じゃなくて超巨大な端の欄干！

赤か朱かわからないけど

信じられないくらい馬鹿デカイ！

[巨人専用かよ！]

てっぺんのギボシに至っては

もぉ笑うしかないレベルのデカさ

ここはあり得ない大きさの橋の入り口

どぉやらLZは右の欄干前に居るらしい

反対側を見ると薄いモヤの向こうに

微かに見える欄干の左側？

[どんだけ幅あるんだよ！]

イオンモールが２つ並べられそうな

アホみたいにデカい橋

[橋の向こう側って何があんだよ]





気分が良い

それにめちゃくちゃ楽しい♪

よく見ると周囲にも多数の歩行者

でも皆下を向いて伏し目がち

話し声は聞こえない

元気が無い上に顔色も悪い

[何だ？こんなに気分が良いのに♪]

声を掛けてみても返事が無い

老若男女ごちゃ混ぜで橋の方へ

[まぁいいや♪]

とにかく橋を渡ってみよう





どれだけ歩いただろう？

不思議と疲れない

っつうか川幅どんだけ？

巨大な欄干の隙間から川を見てみた

幅は確認できなかったけど

もう一つの巨大な橋を発見！

そちらは川に対して斜め横断？

[あっちの橋の方が楽しいかな？]

興味津々のLZ

ちょっと飽きたし戻ってみるか





もう一つの橋に向かうため

橋を逆行するLZ

当然渡る人達とすれ違うわけだけど

伏せた目線がなんかイヤーな雰囲気

目を合わすわけじゃないのに

怒りを買ってる感じだけ伝わる？

[なんだよ！ダメなのかよ！]

LZは決めたんだ！

ダメでも戻るからな！

橋の入り口まで戻って目が覚めた





この記憶の前後をよく覚えてないけど

目を開けた瞬間からひどい頭痛と

猛烈な吐き気に襲われたことと

時間は夜８時頃だったことと

場所は学校の体育用具置き場の裏？

体育着を着ていたことくらいかな？

小中高いずれの頃だったのか

なぜそこに倒れていたのか

脳がシャットアウトしてるみたいで

全然思い出せないんだけど

超巨大な端を渡ろうとして記憶だけ

なぜか鮮明に残ってるLZ





単なる橋の夢なのか

三途の川だったのか

周囲には何度かこの体験を話したけど

[三途の川には橋ないよ！]

[そんなに川幅広くないし！]

[船で渡るから違うよ！]

っというわけで・・・

体育の時間をサボって寝てたら

おかしな夢で目が覚めたっつう

勝手なストーリーを作られただけの

LZの体験談だったとさ





皆さんは周囲から信じてもらえない

奇妙な体験をしたことありますか





巨大な橋の色

小魚がぶつかる感触

水の温度

足裏の感触

何より周囲の人たちの表情！

夢ならあまりにも鮮明過ぎるから

そんなリアルな恋愛ストーリーを

どぉせなら見てみたいと思った

夢におぼれるLZなのでした