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2020年09月08日06:47

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19011024　NO4129　明治二十九（1896）年韓国民乱に関する損害要償の件に付き回示

19011024　NO4129　明治二十九（1896）年韓国民乱に関する損害要償の件に付き回示
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009_0010_0230　駐韓日本公使館記録 9巻 一. 日本人被害に関する件 三•四 (23) 明治二十九年韓国民乱に関する損害要償の件に付き回示
文書題目 (23) 明治二十九年韓国民乱に関する損害要償の件に付き回示
文書番号 機密送第七二号
発信日 明治三十四年十月二十四日 ( 1901年 10月 24日 )
発信者 外務大臣 小村寿太��
受信者 在韓国 特命全権公使 林権助

(23) 明治二十九年韓国民乱に関する損害要償の件に付き回示
機密送第七二号
本件につき先月二十八日付「機密第百一号」を以って韓国政府へ交渉の経過、ならびに本件結了の方法に関する貴見縷申相成（＊ここの六字は「ご見解は」くらいの意味か）了承致しました。
ところが、元来本損害要求の原因である民乱は、多くの場合において王妃殺害事件と繋がっているだけでなく、京城及び電信線路付近などに起っている我が邦人の遭難に対しては帝国政府もまた幾分の責任を免れないところがあり、なぜならば当時我が国がこれらの地方において事実上警察権を有し、今日よりは遥かに多数の兵士が屯駐し自ら在留邦人の保護を任務としていたからである。
このような事情にありましたので、本件に関しては韓国に対し充分強硬な手段を執って参りましたので我が目的を達する上においてすこぶる困難を感じられるべきところと存じますが、以上の御含みを以って然るべく韓廷へ御交渉なされたく希望いたします。
なお韓廷において主義上その責任があることを認めましたならば、賠償金の支途を見出だすか、又は他の利益を譲与させて本件を結了するか、そのあたりについては出来得るだけ韓廷の便宜をも図るつもりなので左様御承知頂きたく、この件回示に及びます。敬具
明治三十四年十月二十四日
外務大臣 小村寿太��印
在韓国 特命全権公使 林権助 殿

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