タイ国王の側室復帰　の雑感

タイの国王、元妃を再び側室に　昨秋に称号剥奪
https://news.yahoo.co.jp/articles/dec54068f9c0013c1499fdacc193ab13ea2705b9

・タイの現国王は、皇太子時代から女性関係がルーズで、結婚しても愛人を作って離婚、その愛人と再婚しても別の愛人を作って（以下略）を繰り返していた。
・国王がさらなる愛人を作ることに難色を示した３人目の正室。すると突然、王妃の親族が不正の疑いで逮捕。そ王妃も一方的に離縁。
・国王には二人の愛人がいて、どちらかを空いた正室の座に就けることになったが、選ばれたのは　愛人歴は短いながらも、国王が愛人を増やすことに寛容な愛人２号。愛人歴の長い１号には、過去に一例しか無い名誉側室の称号を与えて　釣り合いを取ることにした。
・当然自分が正室になると思っていた愛人１号が不満を見せると、国王は「自分に楯突くつもりか」と大激怒。新王妃（２号）を陥れようと画策したという罪で、名誉側室の称号を剥奪の上で王室から追放

で、追放から１年経たずに　愛人１号とよりを戻した国王は、恩赦を出して１号の名誉側室の称号を回復させて、王室に呼び戻したという流れ。

まぁ嫉妬が王の不興を買うことは　昨年の一号の追放劇で分かっている話。おそらく今後は、一号も二号も仲良くやっていくのだろう。少なくても表面上は。

タイではまた大規模な反政府デモが頻発していて、絶大な人気のあった先代国王の頃は　タブー視されていた王室批判も、身持ちの良くない現国王になった今では権威が失墜。反体制派の批判の対象になりつつある。

そんな状況の中での、愛人をめぐる一悶着。国民の反発を分かっていないのか。分かった上で、意に介していないのか。どっちなんだろうかと。