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2020年08月26日06:30

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目的地はただ寝る場所

■「ほぼ毎週車中泊」「暇さえあれば次の行き先探す」 一度ハマったら抜け出せないドライブ中毒の症状とは
(Jタウンネット - 08月25日 17:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=6207127

車を運転している時に眼前に広がる風景が一番の観光なんです。

普通の人にとっての旅行って「目的地で何かを楽しむためにその途中に移動がある」なのでしょうが、我々ドライブ趣味の人間にとっては「移動そのものが目的で目的地はただ寝るところ」なんです。

私も若い頃は年に一度夏休みに総走行距離2000キロを超える長距離ドライブを敢行しておりました。もちろん週末は県外へのドライブに出かけていまして、道の駅スタンプラリーの営業時間内制覇も2度ほどコンプリートしています。

特にこの道の駅スタンプラリー、地元は仙台なのですが当時は東北の道の駅のスタンプラリーは全国最難関と言われていました。

理由は二つあって、一つは施設の開館時間問題、もう一つは単純に東北地方の広さと田舎さ。

まず施設の開館時間問題については、当時はまだそのイベントの知名度もなかったので道の駅は営業時間を過ぎると施錠されてしまい施設内にあるスタンプを押せないという制約があったというもの。

今でこそ道の駅は地域振興の拠点と位置付けられて来客サービスも至れり尽くせりのところが多いですが、当初はどちらかと言うと公共事業的な側面の方が強くて「作ったはいいけど運用する気ゼロ」と言う場所も多くて、そんな場所はさっさと施設に施錠してしまい17:30定時で従業員が帰って無人になる。なのでその前にスタンプを押さなくてはいけない状況でした。

次に東北は広くて田舎だよ問題。

東北ってなにかと大雑把にひとくくりにされがちですが、例えば道の駅の場合、最南端の福島県塙町から最北端の青森県川内村まで直線距離にしておよそ600kmあります。これって東京-姫路間。つまり東京と姫路の間の距離に点在する道の駅を訪問することになります。その位、東北って広いんです。

そこで東京-姫路間と決定的に違う所がありまして、それは「都市が無い」つまり人が住んでない。その結論として「泊まれる宿がない」と言うことを意味します。どうすんの?車中泊必須です。

こんな感じなのでとても厳しい旅に思われるでしょうが、その代わり都市の渋滞なんぞ無縁な雄大な自然の中を快適に走行し、思わぬ地場産品料理に舌鼓を打ち、地元の人との交流で心も満たされ、やたらめったら心が充実するという田舎ドライブ特有の恩恵に預かれる。

今はもうそういう旅に出ることはないです。

一念発起で着の身着のまま、パソコン1台を持って上京してゼロからのスタートで転職を試みたものですから車なんざ持つ余裕は無い。それから10年を過ぎなんとか余裕ができて車を持てるも、身の丈に合った小型車なので車中泊なんて無理。

何にせよ、もう年ですw。車中泊で旅をする体力はありません。

それでも年に数回は現住の埼玉から北陸や近畿への長距離ドライブに思い立ってふらっと出かけることはありまして宿は手配します。そんな時はネットの広告欄がじゃらん一色になるw。

今現在埼玉と仙台を頻繁に車で往復して運転欲が満たされているので、週末ごとに県外へ行っていた当時に比べればずいぶんマシになりました。が、いまだにここで言う「治療不可」です。

『『仕事が終わって明日の予定を考えてるうちに待ちきれなくなって、その夜のうちに走り出して』』
オマエは俺か。

朝4時出発で仙台のおうちへ帰ろかなって思っていると気がつけば深夜1時頃になってて、これもう寝られんなとそこで出発して朝一に家についてカーチャンに驚かれることしばしば。




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