高校野球神奈川県大会決勝

高校野球神奈川県大会決勝@横浜スタジアム

東海大相模vs相洋

東海大相模
000 200 043 9
020 010 200 5
相洋

東海大相模が優勝

中盤までは完全に相洋のペース。相模は中盤まではらしからぬほど動きが悪く、ミスも目についた。7回裏に相洋がエラー絡みで2点を追加したときは「決まったか？」という印象さえ与えるほど。

しかしながら、ひとつ糸口をつかめば畳み掛ける力があるのも相模だ。その傾向が終盤、8回9回のスコアを見ていただいてもわかるだろう。8回に逆転すると、その裏この試合エースとして出てきた左腕石田が四球の走者1人出したものの堂々たる投球で無失点。次の9回表の駄目押しに繋げた。しかしこのあたりの集中力はさすがなものである。

一方、結果的に息切れような形で敗れたものの相洋は本当に惜しかった。中盤までの試合運びの安定感では相模をはるかにしのぐものだった。中でも2番手の石井は今後に希望を持たせる好投ぶりを見せた。あとは勝負どころを見極める能力だろう。そこにもっと確実性が増して今後もコンスタントに勝てるようになれば県大会の楽しみがまたひとつ増える。そんな希望さえ抱かせる戦いぶり。

終わってみれば両チームの持ち味が滲み出た、決勝戦に相応しい好ゲームとなった。