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2020年08月23日17:34

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2020年08月23日の100m

【2020年08月23日の100m】

桐生祥秀が10秒14で優勝
「勝ち切れたことが大きな収穫」

スポーツニッポン新聞社 2020/08/23 16:56

<セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京>

 ◇陸上・セイコー・ゴールデングランプリ
(2020年8月23日 国立競技場)

男子100メートル決勝で桐生祥秀(日本生命)が
向かい風0・2メートルの中、
10秒14をマークして優勝した。

号砲に鋭く反応すると、
力強く加速して
ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)や
小池祐貴(住友電工)らを圧倒。
「旧国立でこれといった思い出がない。
新国立で思い出に残るような走りをしたい」。
かつての国立競技場では10秒4台で2度、
駆けただけだった。
来夏の東京五輪の会場で、
初めて行われた陸上の大会。
初代王者として、
その名を刻んだ。

「勝ち切れたことが大きな収穫。
来年を想定しているので、
その中で今回2本走れたのは今後につながる。
今季もっともっとアベレージ上げていって、
ベストタイムを狙っていきますし、
来年に向けて自分の力を発揮したい」

世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、
陸上を含め全てのスポーツで従来の日常からは程遠い。
「こういう時だからこそ、
元気が出るような走りがしたい」。
国立は無観客でも、
テレビやネットで声援を送ってくれるファンに向け、
有言実行のレースを見せた。
開幕まで1年を切った自国開催の夢舞台へ、
24歳がさらに加速していく。
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