スラムダンクの木暮くんの魅力かあ。
確かに陵南戦の3ポイントシュートはハイライトだったな。
細かなことですが、シュート打った週のラストのコマで「入った」というのが表現されていたのが個人的には特によかった。
ああいうのって入るか入らないかわからないまま次週へ!というのも多いんだけど、その手の演出ってあんまり好きじゃないんですよね。
だからピッコロ大魔王編も「つらぬけー!」より「お前の負けだー!」の方が好き(笑)。
ただメガネ君の魅力はそこだけじゃないというのも感じてます。
彼は湘北バスケ部の緩衝材で接着剤という大きな役割があった。
ゴリを助けるのはもちろん、安西先生が決定打だったとはいえバスケ部に復帰するのにメガネ君がいるといないとでは大違いだったろうと思う、三井にとって。
あれだけ「待ってる」というのを正面から全力でぶつけてきてくれれば、心情的に戻りやすくなるだろうし、戻った後も助けになってくれると安心できるものね。
さらにとんでもないほど傍若無人な桜木花道も、なぜかどこかメガネ君には一目置いてるところがあるように感じる。
ゴリと花道だけだったらぶつかることばかりでいろいろ不都合なことも多かっただろうけど、間にメガネ君が入ることでうまいことやれてた。
またゴリとは違う形だけど、メガネ君がバスケ部のためにずっとがんばってきたことは花道もなんとなく察していて、そういうのが無自覚な敬意となり「先輩」として立てる気持ちが生まれてたのかもしれないな。
そこは「的確だけど失礼なあだ名」をつける天才である桜木をして「メガネ君」と、比較的穏やかで、しかも「君」などと敬称じみた語句を入れてるところからも察せられるかもしれない(笑)。
それに赤木と長いことつきあってきたせいか、他の連中が恐れるコワモテの桜木に、まったく気後れしないところも、目立たないけど大きなポイントだ。
まあ短いつきあいとはいえ、桜木がアホで子供だということがわかったせいかもしれないが(笑)。
他の一年はまだどこか怖がって距離を取ってるしね。
リョータは比較的人当たりがいいし、流川は誰に対しても無愛想だけど、この二人もメガネ君には特に逆らうそぶりもなく自然に言うことを聞いているところを見ると、メガネ君には他人に悪感情を持たせない人格も持ち合わせているのかもしれない。
そんなメガネ君は「五人が噛み合ったらすごいチームになる」と感動していたけど、たぶんメガネ君がいなかったら五人が噛み合うにはまだまだ時間もかかっただろうし、下手したら噛み合う以前に空中分解した可能性だってある。
メガネ君はメガネ君自身が思ってる以上に、湘北にとって必要で不可欠な存在だったんだろう、きっと。
あと余談ですが、特にこだわりがなかったなら、「木暮くん」は「小暮くん」にしておいた方がよかったかもしれないな、井上先生(笑)。
なにしろよく書き間違いというか変換間違いしてる人がいるからねえ(苦笑い)。
■『SLAM DUNK』木暮は“スターではない人間のスター”だ いつか来るかもしれない「その日」を信じ続ける強さ
(リアルサウンド - 08月22日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=169&from=diary&id=6203302
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