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2020年08月21日07:51

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ポイントゲッター2020

今朝の紙面一面はふたつのニュースがデカデカであった。まずは朗報からこちらである。

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藤井聡太棋聖七段が王位戦で昨年覇者で中年の星となった木村一基王位を破り史上最年少の二冠並びに八段位を獲得したとあり素晴らしいと思った。それに際しこのお方がさっそく祝辞をSNSでアップしたとあった。

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ひふみんこと加藤一二三九段である。感無量としつつ藤井八段ならAIにも負けない将棋を指してくれるだろうなどと孫を愛でるような祝辞を述べておりほほえましかった。

いよいよ藤井時代の到来である。僕としては木村元王位もまたタイトル獲得に向けて頑張ってほしいと思っているものの、やはり若い力の台頭は頼もしい。棋界の皆さん団結して暗い世相を照らしてほしいと応援します。

そしてもうひとつの一面記事がこちら。

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やっぱり捕まった。こいつは国政や議員の椅子よりなにより金が大事だったんだね。だったら議員になんかならずに証券会社に入ってトレーダーにでもなればよかったのにねえ(-_-;)。
こいつこれだけやらかしてしまったのでまあ間違いなく実刑喰らうであろうが僕には妙案がある。こいつにはムショで刑務させても反省しないであろうから、いっそのこと貨幣の流通していないマダガスカル島とかエスキモーの住まう文明遠い極北の果てに島流しにして一生自給自足の生活をさせてはどうかと思う。たぶんお金のなさに発狂するとは思うが。たまに文明堂のお菓子でも差し入れしてやればいいくらいのものだ。

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チャプリンさんが言ってたよねえ。「人生に必要なのは、愛と勇気とサムマネー」って。
サムマネーって幾らくらいなんだ?

そして昨日の紙面からこちらである。

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コンビニガリバーのセブンイレブンで、マイルを貯めるアプリを使用した際には「ありがとうございました」の音声案内を発するシステムを全店舗で導入するという記事であった。はてそりゃなんのことかいな?と思っていたところ、それは不正防止しかも内部社員の不正をさせないための苦肉の策だというのである。

記事によればこうだ。ある男性客がセブンで買い物した際に、アプリを使わずマイルを貯めないでいいしレシートいらないと店員に言ったところ、店員がなにやらがさごそしてレジ内で「ピロリ〜ン」と何かの決済の音をたてたというのである。
これを不審に思った男性は店員が処分しようとしたレシートの提示を求めた。レシートを見ると身に覚えのないマイレージの記載があったというのである。

またも不審に思って男性が店員にこれなんですかと訊いたところ、店員はしどろもどろになって明確な返答をしないため、男性は本部に連絡しますと言って退店した。
そしてこの男性は本当に本部に連絡したのであろう、この事案の正体がバレた。

この店員、マイレージ決済をしない客の買い物について自分が登録しているアプリに買い物額の決済をして、自分のカードにマイレージのポイントを貯めこもうというまことにケチで些細な了見で小悪事を働いていたのだ。つまりはポイントの不正受給である。

ちなみに今回店員が獲得しようとしていたポイントはわずか2ポイントであり貨幣に換算して2円とのことであった。これがバレた店員は職場を追われて退職を余儀なくされた。まあ実質クビである。たった2円の不正でクビとは一見間尺に合わないが事情はそうではない。

なにしろ全国で2万軒以上も店舗を持つセブンであるからして、末端の些細な事案でも看過してしまえば塵も積もれば山なのでこれを見逃がすわけにはいかないのである。ましてやコンビニ全体となるといまや店舗数は56千店弱だというからしてこうしたセコい着服事案でも看過してしまえば影響は社会的にも大きくなるということであろう。

思い出したことがある。僕がまだ小学生の頃だ。現在のJR当時は国鉄だ。そこの定年間際のおっさんの駅職員が、魔がさしたのであろうわずか300円の小銭を自分のポッケに入れて横領しようとしたことがバレてしまい、挙句この職員はもうすぐ定年退職金が待っているその手前で解雇クビとなってしまったのであった。

当時の世論では国鉄は公務員なので不正に厳罰対処は当たり前やいくらなんでもクビは可哀そうとか意見が割れて大騒ぎであったのを覚えている。それでも子どもごころにああお金にまつわる不誠実はいけないんだなあと肝に銘じられたものだった。

今回はお金そのものではなくマイレージポイントでありしかも一般店舗という違いはあれど、店舗の規模の大きさや社会に及ぼす役割も高い業態であるのでかくも大ごとになったと見てよかろう。この事案は今朝の紙面天声人語でもあがっていた。影響大ということだ。

僕が貯めているポイントといえばこの程度だ。

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Tポイントカード。これは便利だと思う。ガソリンのエネオスにツタヤブックスにすかいらーく系列のファミレスにと参画企業が大企業ばかりでしかも多いのでポイントがすぐに貯まるので便利である。あとはポイントといえば近所の酒屋のポイントカードと洋服の青山カードとモバイルの家電量販店のノジマくらいなものである。

思い出した。自身の初めてのポイント体験だ。それこそが世の中でのポイントの始まり時期とおよそ同じではなかったかと思う。
それは僕の実家に合った町内唯一のレンタルビデオ店である。品揃えがまだVHSのビデオテープのみであり、韓流ブームなどもなかったしドラマ作品のものもない映画かエロビデオ限定だったので品数もちんまりで店も小さかった。レンタル代は一泊二日で税込み500円と分かりやすかった。

そこでは紙のポイントカードを会員証にしており、ポイントの捺印箇所が設けられていて、10回レンタルすると1回無料というこれまた極めて分かりやすい特典であった。先日亡くなったアラン・パーカーやデビッド・クローネンバーグの作品を借りては観ていたものだった。エロビデオを借りる勇気のない中坊体質だった。いやなつかしい。

上記のIRカジノ疑惑といいこのポイント横取りといい、悪事も大小さまざまであるが、やはり失うのは信用含めた「自分」ということであろう。ゆめ他山の石としたい。
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