果物の中で一番好きなのが桃
少々お高いので、たまーにしか購入できないですが・・・。
子供の頃、桃は高級果物でした。
我が家の食卓に並ぶ事も滅多になく、お見舞いや法事などの果物かごに入っていて、頂いた時はとても嬉しかったです
桃の缶詰はよく家にあって、夏休みはお手伝いをしたり、缶詰を切る担当は私でした。
母「缶詰切っといて」
私 (缶切りで缶詰を切っている・・・)
母「何しとるん!反対に切っとるし、危ない切り方するねぇ、手ぇ切るで」
私「なんで?ちゃんと切っとるじゃん」
右手に缶切りを持ち替えて切ろうとするも・・・ちょっと無理。
母「見とるだけでこっちがコワいけぇ、手ぇ切らんようにしんさい」
私「左手でしか切れん。右は力が入らんけぇ」
祖母「反対に切りよぅる、みちは、左ぎっちょじゃのぅ(笑)」
最後まで切って、無事に左手で缶を開ける!🥫
記憶している限り、周りに左利きの同級生もいなくて、いつも「変だ、変だ、手が反対だ」「持ち方がおかしい・・・」と散々言われて、私は人と反対なのか・・・と自分が左利きである事を知る。
鉛筆や箸は親に強制的に直されましたが、それ以外に直されなかった缶切りやハサミ、ボールを投げたり蹴ったり等々は左のまま。
私自身は、皆の方が反対でおかしい!と思っていたのですが・・・、マイノリティーは自分だったという(笑)(;・∀・)
最近は缶切りを使わなくても指で開けられる缶が主流になってきて、今となっては缶切りで開ける缶詰が懐かしいです。
桃のかんづめ、久しく食べていないけど、個人的には歯ごたえがしっかりとある固めの黄桃が大好きでした
祖母は他界していませんが、桃を食べると「みちは、左ぎっちょじゃのぅ」という祖母の声が聴こえてきそうです。
家族と一緒に食べた桃のかんづめは、格別甘くて美味しく感じられた夏休みの思い出
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