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2020年08月08日09:22

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ピアノ・ソナタ第3番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調作品2-3
ファジル・サイ(ピアノ)


かんち自身の解説

3曲セットだった作品2。その最後がこの第3番です。

とても明るく、若く溌溂とした印象が強い作品です。ピアニスト・ベートーヴェンここにあり!という感じ。

そんな作品を、今回は名だたる過去の巨匠ではなく、現在の巨匠と呼んでいい、ファジル・サイの演奏でお聴きください。あれ?結構いい音じゃない?っと思ったア・ナ・タ!その秘密は、会場で。

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ピアノソナタ第3番ハ長調作品2-3は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1795年に完成したピアノソナタ。演奏時間は約22-26分。

作品2の3曲のピアノソナタはまだベートーヴェンがボンに居た時代から構想が練られ、1793年に着手されると1795年の8月頃までに完成していたとみられている。同時期、もしくは時間を隔てずに書かれたと考えられる3曲はそれぞれが作曲者の異なる側面を写し出しており、本作はその中でも最も華麗な仕上がりをみせている。

3曲は1796年にウィーンのアルタリアから出版されて、まとめて「音楽博士ヨーゼフ・ハイドン氏」に献呈された。支援者のフェルディナント・フォン・ヴァルトシュタイン伯爵による「モーツァルトの精神をハイドンの手から受け取りなさい」という言葉に送られ、ハイドンに師事すべく故郷のボンを後にウィーンへと旅立ったベートーヴェンであったが、その指導力に不満を抱き1793年には既にハイドンの元を去っていた。両者の師弟関係はあまり幸福なものではなかったと考えられているものの、この献呈は2人が決定的な不和には至っていなかったことを示唆している。
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