母親と相談していたこと

【漫画】手作りの食事にこだわりすぎてうつ病になったお母さんが、「ポテサラ事件」に思うこと
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　母親は昨年亡くなってしまったが、それまでは、包丁握って鍋振って、と、
料理を苦にする人ではなかったので、今この話をすれば、苦労は口にしないけど、
「料理をなめなさんな」と思っていただろう。

　男兄弟の自分も弟も、ある程度料理に精通していたので、そこは家族の共通認識は
存在していた。そのなかで、早くに亡くなった親父が、「ポテサラ作れ」の人だった
もんで、あるとき餃子の餡を包む作業やらせたら、それ以来文句が減った、ってことが
あったな。

　さて、そんなお袋に、「もう、簡単に食事の準備するようにしたら？」と話を
持ちかけて、自分たちが美味しいと思うご飯の供とかお惣菜を、いろいろ探して
買い出しに行ったものだった。カット野菜も、相談した頃は嫌ってたけど、亡くなる
ちょっと前から使うようになった。元々冷凍食品も活用していたので、手際良く簡単に、
それでいて、品数は揃えていたから、ある意味食事のモデルチェンジは、今となっては、
良かったと思っている。

　今はいいよ、惣菜のレベルは飛躍的に上がっているし、冷凍食品を含めて食材も
豊富になったし、「素材を活かす」のは料理を生業としている職人に任せて、たまの
ご馳走にありつく様にすればいいよ。自宅の食事は、美味しい米と美味しく炊く
炊飯器があればいいよ。そこから調理家電、器具揃えてでいいよ。無理することは
ないよね。