チア･アップ！、透明人間

チア･アップ！
　ダイアン･キートン主演。人生の終わりを見据えて引っ越したシニア･タウン。静かに過ごす筈が、住民同士の連携がまぁ密(笑)。住民は皆サークルに属して活動している。どのサークルにも興味が持てないなら自分で結成してもいいと言われて一念発起。若い頃やりたかったチアリーディング部を作ったからさぁ大変仲間は集まったけど、周囲は反対する声多数。やれ怪我したらどうする、恥ずかしくないのか、などなど････。息子や夫の反対でやりたいことも取り上げられてしまう老婦人たち。しかしマーサ(ダイアン･キートン)とお節介焼きの隣人シェリルはめげずに活動を続けて大会にも出場することに
元気なお婆ちゃんたちの明るさとタフさが素敵でした〜若い人たちも巻き込んでいく展開は面白くて楽しかった良かったです

透明人間
　長い間夫に抑圧されていたらしき人妻セシリア(エリザベス･モス)。ある日妹の助けを借りて脱走。天才科学者の夫エイドリアンが追ってくる逃げるセシリアの車の窓を力任せに叩いて割ったりして恐怖しかない。なんとか逃げおおせて親友の警官のところに身を潜めるが、そこからが本当の恐怖の始まり。見えないけれども誰が襲ってくるのですその描写が凄い。そして、不安を煽るような劇伴の効果で怖くてたまりませんエリザベス･モスの怯えた演技最高でした見えないから透明人間が本当にエイドリアンなのか分からないところも、セシリアの妄想かもしれないと思わせるところも凄い。見えない誰かの気配の描写とか、透明人間になる方法の設定とか、本当に細かくて良かったですなんとか透明人間の仕業だということを暴いてやろうと奮闘するセシリア。ラストシーンも、これしかないって出来。傑作だと思います