松田 雄一
李登輝先生、逝去…。
自分の生き方、李登輝先生の影響を受けて変わったと思う。国語教育を生業としているのも広義には李登輝先生からの影響によるもの。
16年前、27才の時に台湾にて李登輝先生から授業を受けて感銘した。台湾の国家論、日台関係、両岸関係、歴史、哲学に至るまでの内容、そのどれもが深く刻まれている。
授業のあったホテルの警備は物凄く厳重で、時の現役総統であった陳水扁よりも厳重なのだ、という話だった。自分は狙われるのも傑物の証だと思っているのでむしろ感動した。
李登輝先生の授業では「私は私ではない私」という言葉が一番印象に残っている。
李登輝先生のいない世の中になってしまった。
私まみれの私だが、今からは心に生きる李登輝先生を大事にして、訓えに対して恥ずかしくない自分でありたい。
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