mixiユーザー(id:12923117)
2020年07月27日08:46
70 view
『在りし日の歌』感想
〜第69回ベルリン国際映画祭で最優秀男優賞と最優秀女優賞をダブル受賞したヒューマンドラマ。国有企業の工場に勤めるヤオジュンとリーユン夫婦は、中国の地方都市で幸せに暮らしていたが、大切なひとり息子シンシンを事故で亡くしてしまう。悲しみに暮れるふたりは住み慣れた故郷を捨て、親しい友人とも距離を置き、誰も自分たちのことを知らない町へと移り住む。そして時は流れ……。1980年代から2000年代の激動の中国を背景に、喜びと悲しみ、出会いと別れを繰り返しながらも共に生きていく夫婦の姿を映し出す〜＜映画.comさんより＞
ややネタバレあり。これから観る予定の方はお気をつけ下さい！
原題は『地久天長 So Long, My Son』
「地久天長」は「天地の存在は永遠であるということから、物事は永遠に続いていくことを意味する」という。
英語の方は「さよなら、息子よ」
185分の作品ゆえ、最初はためらったものの・・・どうにも観ないと後悔しそうな予感がして、重い腰を上げた。
結果は・・・観れて良かった！！！見逃したら、本当後悔してた。
最初はゆったりペースで、たいして何も起こらず、この状態のまま３時間だったら、ヤバイぞって思ったんですが・・・ある事故が起こってからは、深きドラマがあれやあれやと展開していって、グイグイ引き込まれていきました。
行ったり来たりする作品の時間軸を整理すると、こうなります
�｜羚颪涼亙�都市に住むヤオジュンとリーユン夫婦＆同じ国有企業の工場で働くインミンとハイイエン夫婦には、偶然にも同じ年のしかも同じ日に生まれた息子がそれぞれいた。
当然、家族ぐるみの深いつきあいになってゆく。
�▲蝓璽罐鸞萋鷸劼鯒タ院�だが、1人っ子政策を守るため、中絶させられる。この時、そうするように促したのが、その時、工場で上の立場にいたハイイエンだった。
リーユンは手術時の事故で、二度と妊娠できない体になってしまう。
��シンシン事故死
�す�場のリストラで、夫婦は見知らぬ町へ移住。養子を引き取る。シンシンと名付ける。
�ノ梢討肇�クシャクしてしまっていたシンシン、家を出る
�Ψ酘�が経って・・・北京ではハイイエンが重い病に侵されていた。
実の息子シンシンの事故死の真相が明かされる。
1980年代から2010年代までの激動の３０年。
中国の体制改革、社会情勢に翻弄される普通の人々。
何よりも心を打ち砕かれたのが「1人っ子政策」
これさえなければ・・・まだ、この夫婦は救われていただろう。
これさえなければ、この夫婦の人生のポケットに入り続ける悲しみの小石はもっと少なく済んだのでは？
好きだった細やかな演出あれこれ
・食卓風景の構図
・事故シーンは遠景で
・病院内のカメラの動き
・いくつかのトンネル場面。光を目指して走る
・丘の上にある墓地へお墓参りに行く夫婦。途中かかってくる赤ちゃん誕生報告電話。死と生、どちらも受け入れてながら大地を見下ろす
・そしてエンディング。ずっと音沙汰の無かった息子からかかってきた電話。その会話はカーテンの奥で
あまりにも、日常感いっぱいに終わったエンディング。
なんというか、それゆえに、余韻がどっぷり。
いやあ、すごい、すごい、すごいぃいい！！！
誰も置いていかず、皆を温かく包みこむ脚本。
ジャ・ジャンク―監督の作風に少し似てる？
何度か出てくる美味しそうな出来立て万頭とその湯気。
主食としても食べるんですね。
♪蛍の光はつい歌ってしまいそうに(笑)
たまたま見つけた素晴らしいレビュー
http://
予告編
https:/
この作品の切なさは終盤のハイイエンのこの台詞に凝縮されていたかと。
「今ならお金あるから産んでいいのよ」
あとはもう、観て下さいとしか。味わいじんわりの４つ☆
ややネタバレあり。これから観る予定の方はお気をつけ下さい！
原題は『地久天長 So Long, My Son』
「地久天長」は「天地の存在は永遠であるということから、物事は永遠に続いていくことを意味する」という。
英語の方は「さよなら、息子よ」
185分の作品ゆえ、最初はためらったものの・・・どうにも観ないと後悔しそうな予感がして、重い腰を上げた。
結果は・・・観れて良かった！！！見逃したら、本当後悔してた。
最初はゆったりペースで、たいして何も起こらず、この状態のまま３時間だったら、ヤバイぞって思ったんですが・・・ある事故が起こってからは、深きドラマがあれやあれやと展開していって、グイグイ引き込まれていきました。
行ったり来たりする作品の時間軸を整理すると、こうなります
�｜羚颪涼亙�都市に住むヤオジュンとリーユン夫婦＆同じ国有企業の工場で働くインミンとハイイエン夫婦には、偶然にも同じ年のしかも同じ日に生まれた息子がそれぞれいた。
当然、家族ぐるみの深いつきあいになってゆく。
�▲蝓璽罐鸞萋鷸劼鯒タ院�だが、1人っ子政策を守るため、中絶させられる。この時、そうするように促したのが、その時、工場で上の立場にいたハイイエンだった。
リーユンは手術時の事故で、二度と妊娠できない体になってしまう。
��シンシン事故死
�す�場のリストラで、夫婦は見知らぬ町へ移住。養子を引き取る。シンシンと名付ける。
�ノ梢討肇�クシャクしてしまっていたシンシン、家を出る
�Ψ酘�が経って・・・北京ではハイイエンが重い病に侵されていた。
実の息子シンシンの事故死の真相が明かされる。
1980年代から2010年代までの激動の３０年。
中国の体制改革、社会情勢に翻弄される普通の人々。
何よりも心を打ち砕かれたのが「1人っ子政策」
これさえなければ・・・まだ、この夫婦は救われていただろう。
これさえなければ、この夫婦の人生のポケットに入り続ける悲しみの小石はもっと少なく済んだのでは？
好きだった細やかな演出あれこれ
・食卓風景の構図
・事故シーンは遠景で
・病院内のカメラの動き
・いくつかのトンネル場面。光を目指して走る
・丘の上にある墓地へお墓参りに行く夫婦。途中かかってくる赤ちゃん誕生報告電話。死と生、どちらも受け入れてながら大地を見下ろす
・そしてエンディング。ずっと音沙汰の無かった息子からかかってきた電話。その会話はカーテンの奥で
あまりにも、日常感いっぱいに終わったエンディング。
なんというか、それゆえに、余韻がどっぷり。
いやあ、すごい、すごい、すごいぃいい！！！
誰も置いていかず、皆を温かく包みこむ脚本。
ジャ・ジャンク―監督の作風に少し似てる？
何度か出てくる美味しそうな出来立て万頭とその湯気。
主食としても食べるんですね。
♪蛍の光はつい歌ってしまいそうに(笑)
たまたま見つけた素晴らしいレビュー
http://
予告編
https:/
この作品の切なさは終盤のハイイエンのこの台詞に凝縮されていたかと。
「今ならお金あるから産んでいいのよ」
あとはもう、観て下さいとしか。味わいじんわりの４つ☆
8
8
ログインしてコメントを確認・投稿する