記事では、JR九州だけについてしか書かれて居ないけど、もっと深刻なのは、くま川鉄道。
ここは、旧国鉄湯前線を第三セクター化した路線で、鉄橋が2箇所流失している。
( 第三球磨川橋梁、第四球磨川橋梁)
こちらは、ほぼ復旧は無理かも。
過去には高千穂鉄道( 旧国鉄高千穂線)が、水害で復旧断念→廃止になっており、同じ道を歩む可能性がある。
久大本線は、由布院という観光地を控えているため、それなりの時期に復旧は可能だと思う。
問題は肥薩線の方だが、人吉〜八代間は、 肥薩線の中でも利用客の多い区間。
さらに観光列車 SL 人吉号が走っている。
そうしたことを考慮すれば 、この区間は相当な時間を要しても復旧すると思う(豊肥本線のように)が、問題は人吉〜真幸(まさき)。
この区間は山がちで、復旧工事に利用できる道路も少ない。
走っている定期列車も半数は観光列車。
今回は被災していない区間も含めて、状況を考えれば人吉〜吉松が廃止になってもおかしくない。
JR 九州の収入の大部分が、鉄道運輸業以外の不動産や物流によって支えられていることを考えれば、そういった非情な決断を行う可能性もある。
これだけの大規模災害が、せめて完全民営化前に起こっていれば国からの補助金も相当出たと思われるが、完全民営化を急ぐあまり関連事業に徹底した注力を行って来た結果、黒字化している会社だけに、国からの補助が少なくなるだろうし、宗太郎駅を早朝の1日1往復しか停車させないような決断力を平気で行う会社だけに、人吉〜吉松の未来は、暗黒としか思えない。
■2路線の一部、復旧めど立たず=豪雨で橋梁流失など―JR九州
(時事通信社 - 07月13日 19:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6156317
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